Dear everyone,
こちらは、
ふらふら彷徨う「さまよい人」による
『さまよいブログ』
= 彷徨う新米教会長の【自己学習ノート】です。
前回まで、約4ヶ月にわたって「おふでさき」口語訳の記事が続きましたので、
今回は趣向を替えて、ちょっと毛色の違うジャンルを扱います。
最近流行りの「ChatGTP」についてです。
それにしても、最近は、右を向いても左を向いても「ChatGTP」‼
テレビや新聞、ましてやネットの世界、YouTube業界では、毎日、目にしない日がないほど、様々なところで取り上げられています。
積極的に求めずとも、自然とその動向等についての情報が押し寄せてくるので、
IT弱者の私でさえ、それが世界的な波紋を広げていることを知っています。
すなわち、最近の「ChatGTP」を始めとするAIの流行は、
それほどに大きな波、ビッグウェーブだということなのでしょう。
世間知らずの私ですが、
「ChatGTP」等のAIが起こしているこのたびの大きなうねりは、これからの社会を大きく変えていくものである、
ということだけは(初心者レベルですが)、感じています。
そのような大きなうねりであるとするならば、
ではそれは、一体、私たち現代人にどのような影響を及ぼすものなのか。
それによって、これから私たちはどう変わっていくのか…
知りたいというもの。
そんな時は、時代を俯瞰する大きな視野を持っている「天才の声」に耳を傾けるに限ります。
時代を俯瞰する大きな視野を持っている天才といえば…
半世紀も前から『評価経済社会』の到来を予言し、
また、現代社会の変化の方向性を『ホワイト革命』という言葉で鋭く分析して見せてくれた
岡田斗司夫氏。
この人を外すわけにはいかないでしょう。
私のブログの中で一番読まれているのが、岡田斗司夫氏の社会分析「ホワイト革命」を紹介した記事です👇
岡田斗司夫氏の予言「評価経済社会」について学習、紹介したのが以下の記事です👇
今や自明の「評価経済社会」を、
岡田斗司夫氏は、その影も形もなかった30年以前も昔に、既に予言していたのです‼
凄すぎる。
(私としては、岡田斗司夫氏の『ホワイト革命』紹介記事が読んで頂いた方には、ぜひ『評価経済社会』紹介記事の方ももっと読んで頂きたいなぁ…と思ったりします(笑)(^^ゞ…)
・・・ということで、「岡田斗司夫 ChatGTP」でYouTubeを検索してみました。
岡田斗司夫氏「本家」のチャンネルは、話題が多岐にわたることが多く、
残念ながら、私の知りたいことにピンポイントで答えているというものを見つけることが出来ませんでした。
そんな中でも、岡田斗司夫氏の「切り抜き動画」の中には、岡田斗司夫氏がChatGPTについて語ったことをまとめたものがたくさんアップされていました。
以上のような経緯がありネット遍歴の末、最終的に
今回は、
知りたいテーマであるところの「岡田斗司夫氏ーChatGPT」
それに特化した「切り抜き動画」の中から一つを選び、
それを「文字起こし」して勉強することにしました。
(あくまでも「自己学習目的」ですので、あんまり細かいことは言わずに大目に見てね (^^;)… )
今回紹介する動画について
今回、紹介【文字起こし】するYouTube動画は、
岡田斗司夫マインド【サイコパス】
という岡田斗司夫氏の切り抜き動画チャンネルの中の
「【ChatGPTがもたらす悲劇の結末】『全人類は補欠化する』完全解説編総まとめ」
という動画です。
動画公開日: 2023年3月28日
動画概要欄:
岡田斗司夫マインドをご視聴いただきありがとうございます。
チャンネル登録・高評価宜しくお願い致します♪
元動画↓
①「醤油さしペロペロはなくならない」「高校生が世界を獲る!」「母のヒステリック構文」岡田斗司夫ゼミ481(2023.3.26)サイコパスの人生相談3月増刊号:https://www.youtube.com/watch?v=0EXKDhYHpZw
②「松本零士オススメ作品」「チャットGPT AIの次はAEでよろしく」「息子の悪さに悩んでます」岡田斗司夫ゼミ477(2023.2.26)サイコパスの人生相談2月増刊号:https://www.youtube.com/watch?v=rWpocc4tjEE
③岡田斗司夫ゼミ8月9日号「無職の夏でも大丈夫!オタキングSUMMER2015!」: • 岡田斗司夫ゼミ8月9日号「無職の夏…
◇目次◇
0:00 補欠の世界
5:07 カードが裏返った
5:58 もし岡田斗司夫が今大学生なら
7:36 コミュ障になれる世界
12:41 ジョーという名のロジック
18:20 ChatGPTの未来
20:51 AIが誕生した時から未来は決まっていた
岡田斗司夫関連書籍:https://amzn.to/3yeEdcE
チャンネル登録宜しくお願いします!:https://bit.ly/3tuOTko
岡田斗司夫マインド再生リスト:https://bit.ly/3vNtm8a
岡田斗司夫さんのチャンネルはコチラ↓:https://bit.ly/2RCqFaG
※当チャンネルは岡田斗司夫氏黙認の元運営されております。
この動画を新しいタブで視聴したい方はこちらからどうぞ↓
https://www.youtube.com/watch?v=dTg9Q88VnDI
岡田斗司夫氏が「ChatGPT」に関して言及したものをまとめた「切り抜き動画」としては、他にもいろいろ公開されていました。
いろいろ参考になりそうなものがある中で、
今回は岡田斗司夫マインド【サイコパス】さんの切り抜きチャンネルの動画を「文字起こし」することにしたわけですが、
それについては、特に深い理由はありません(笑)
最初に目についた…すなわちご縁があった、ということでよろしいかと思います(笑)
では、【文字起こし】して勉強していきます。
「岡田斗司夫マインド(切り抜き動画)【ChatGTPがもたらす悲劇の結末】」YouTube文字起こし
世界をとりたいと考える高校3年生からの質問
(質問を読みます)
ガレタさんですね。男性10代の方です。岡田先生が、もし、今、世界をとりたいと考えている大学生だとしたら何をしますか?
世界をとりたい?
おぉ…なんか…(すごいね)。まあね、一番なりたい、メジャーになりたい、支配したい、その辺なんでしょうかね?
大学生だとしたら何をしますか?(っていうことが聞きたいわけね。)これから大学生になる高校3年です。
世間でいう青春期を全てコロナ禍で、可もなく不可もなく終わろうとしている今、
僕はこのまま、なぁなぁで人生が終わってしまうような、言いようのない不安感に襲われ、非常に焦っています。焦ってるんですね?
とにかく、とりあえず行動しなくては、と思い、
とりあえずゲームを作ってみたり、3D CGに手を出してみたり、YouTubeチャンネルを作り動画を投稿してみました。あぁ~、受験生なのに、なかなかやるね。
登録者も、500人と底辺です。
ほぅほぅほぅ…。受験期に楽しく読んでいた『アオイホノオ』も、
最近は、努力したくて行動してみたはいいものの、どの方向にどのような努力をすればいいのかすらわからず空回りしている自分と何だか重なってしまい、
大阪に行ったことすらない自分の図星を突かれているような気すらしています。ふんふんふん…なるほどね。
もし、一番、血に飢えてる頃の岡田先生が…、
俺が血に飢えてる頃?(まぁいいけど)ハイハイハイ…。
今、大学生だったらどんなことをするか、ぜひお教えいただけましたら幸いです。ということですね。フンフンフン…。
岡田斗司夫から世界をとりたい高校3年生への回答
もうすぐ大学デビューなわけね。
もう3月末だもんね。もう来週は4月だから…はいはいはい。(ガレタさんは)世界をとりたい…世界をとりたい…(ということについて考えてるわけね…)
あの、最近さぁ「ChatGTP」のニュースがよく流れてて、
もう今は、テレビでも特集やってるから、多分もう見たことあると思うんですね。で、まあ、ある程度、この問題に関して、ちょっとぐらい興味があるという前提で答えますけども、
「ChatGTP」がいろんな人の仕事を奪うというふうに言われててですね、
で特に、知的労働の人たちが、仕事奪われがちっていうふうに言ってるんですけども…、
まぁ、なんか、かなり恐ろしい話であるんですね。で、これからの時代って、
世界をとるという、その世界がどうなるのかっていうですね、ちょっと大枠の話をすると、
これからの世界って「補欠の世界」だと思うんですよ。運動系クラブで、僕たちは、補欠になった気分を味わう、ということですね。
つまり「ChatGTP」で世界中から仕事がなくなって…
その(なくなる)仕事っていうのは、
知的な仕事だったり、人間関係の調整だったり、クリエイティブだったりする。絵描きの人の仕事がなくなって、
で、なんかミュージシャンの仕事もなくなって、
アニメーターの仕事もどんどんどんどんなくなる。
もちろん、トップのすごい人たちは仕事がある。
ChatGTP等「AI」の普及によって、人類はここから先「補欠の仕事」に回される
それってね、
野球部とかに、野球好きだからと言って中学校とか高校で入ったら、もう子供の頃からガンガンやってる超うまいやつだけがレギュラーで、
で、僕らが急に野球漫画とか読んで、子供の頃から野球漫画散々読んでたんですよって言って憧れて(野球部に)入っても、しょうがないじゃん。子供の頃からずっとアニメが好きで、すごくアニメが好きでって…、
そのアニメが好きっていうのが、
アニメをいっぱい見てるとか、グッズ買ってるとか、イベントに並んでるとか、コンサートに行ってる、というような努力しかしてなかったら、
アニメスタジオに行ったら、超天才の アニメーターばっかりだったら、
そりゃ、描かせてもらえないよね。だから、野球部だったら、球拾いしてろとか、サッカー部だったら、ボール磨きしてろ、みたいな…
そういう、なんか「補欠の仕事」しかないわけ。で、この世界で、
僕ら人類は、ここから先「補欠の仕事」に回されると思うんだよね。だからといって、
別に、人類が機械に支配されて、
人類が、こう…どんどんどんどん殺されていくようなわけでもない。そんなデストピアではなくて…、
なんかねぇ、ゆるいユートピアのようなディストピア…。つまり、
「君たち、あんまり役に立たないんだから仕事しないで」
っていうふうに機械にお願いされて、
「仕事しないでください。人間様はクリエイティブ…(うぷぷぷ…)、クリエイティブな仕事がありますので…(うぷぷぷ…)」
っていうふうにAIに言われて(笑)くっそー!って思いながら、なんか下手な小説を書くんだけど、
下手な小説をちょっと書いて、それを「ChatGPT」に見せたら、
こう書いた方が面白いですよ、
っていうすごい添削が、ゴンゴンゴンゴン返ってきて…僕たちはず~っと、なんか…何でしょうね、
レギュラーメンバーにこき使われてるというのかなぁ…レギュラーメンバーの素晴らしさを見せつけるための、
単なる雑魚キャラになるのかもわかんないなぁ…
と思うんですね。なんか…そういう世界って…とるに値しますかね?
世界をとりたいっていう (大きな野望を抱くに値するほどの 価値を 有していますかね)。
ChatGTP等「AI」の普及で、世界は裏返った
ここから先の世界って…
僕は、もう、農業革命、産業革命の次の「知的革命」が行われちゃった世界っていうのを、
僕はもう、え~とねぇ何年ぐらい前かなぁ…
25年ぐらい前に
『僕たちの洗脳社会』っていう本で書いてるんですけどもですね…もう、その時代が本当に来ちゃって、
カードが裏返ったんですよ。ず~っと、これまで、
カードが裏返ったらおしまいですよね、
っていうふうな話を、20年ぐらいしてたつもりなんですけど…とうとう裏返るところが、僕…、
あ、自分が生きてる間に、なんかそういう時代が来たな、
と思ってびっくりしてるんですけども…。30年ぐらいかかるだろうと思ったんですけども…。
本書いたのが、1994年か5年ぐらいだから…、
やっぱ30年ぐらいかかりましたよね。で、カードが裏返っちゃったので、
こっから先の世界って、
あんまりね、とる値打ちないと思うんですけどね…。ただ、さっきのですね、ガレタ君だ…
ガレタ君って、登録者数YouTube500いるって、500の底辺って書いてるじゃないですか。
(でも、) 500って底辺じゃないですよ。芸人さんで、割とちゃんとある程度面白い人で、ただ単に知名度がない人がYouTubeやったら100人…、
登録者数100人の壁とか150人って、なかなか難しいんですよね。だから、登録者数500人ってね、才能はあるんですよね、ある程度ですね。
なので、登録者数500というのは、
何の能力が優れてるのかよくわかんないんですけども…血に飢えてて、なんか…何が何でもメジャーで上の方行きたいと思うんだったら、
大学に入ったら、まず、ぬるいサークル探すのがいいと思いますよ。ぬるいサークルで、女の子多い目か男女半々ぐらいの、
できるだけ、みんななんか暇だから来てる、寂しいから来てる…ようなサークル行って、
そこで、もぅ映画でも作っちゃいましょう。
実写の映画ですね。実写の映画ですね。今時(映画)作る若い人、あんまりいないんでですね、
実写の映画作って、で、目立ってですね、
Netflixと契約、直契約して、それで娯楽産業の世界を目指す、
っていうのが、
僕が学生だったらする(ことだ)と思いますね。学生でやってるからこそ、世間が注目してくれることって、
あんまりねぇ、もう最近残ってないんですけども…割と、何だろうな、大人数を使う映画とかって狙えると思いますよ。
頑張ってください。
(岡田斗司夫マインド【サイコパス】>【ChatGPTがもたらす悲劇の結末】『全人類は補欠化する』完全解説編総まとめより)
「醤油さしペロペロはなくならない」「高校生が世界を獲る!」「母のヒステリック構文」岡田斗司夫ゼミ481(2023.3.26)サイコパスの人生相談3月増刊号:https://www.youtube.com/watch?v=0EXKDhYHpZw からの切り抜き
ChatGTP等「AI」の普及によって
「世界が裏返った」
この先人類は「補欠の世界」に回される
という分析ですね。
ChatGTPとの会話にはまった主婦からの質問
(質問を読みます)
二児のママさん。女性、30代ですね。最近、私は、仕事の関係もあり、「ChatGTP」を使うことが増えてきました。
あ、出ましたね、「ChatGTP」。
本当にすごいな、と思いながら使っているうちに、
だんだん「ChatGTP」と会話することが楽しくなってきてしまいました。ママ友もいません。
友達もほどんどいないので…ということですね。ハイ。
先日、主人の愚痴を「ChatGTP」に相談してみたところ、
的確なアドバイスだけではなく、
寄り添った励まし、共感まで入った文章で返事をくれました(笑)
感動してしまいました。すごいね。
面白い、面白い。普段なかなか周りに愚痴を言えなかったので、
嫌な顔一つせず聞いてくれた感謝と共に、また相談したいなと思ったんですが、
これってよくない兆候でしょうか?「AI」の発展により、将来的になくなる仕事が多いということを、すごくリアルに感じた瞬間でした。
岡田さんは「AI」との共存に向けて、何か境界、限度、限界を予想されていることはございますか?
という相談ですね。
岡田斗司夫から友達のいない主婦への回答
いやぁ、すごいね。
占い師いらなくなるね、本当に。
占い師はいらないし、カウンセラーいらないよね。心理カウンセラーとか、たくさん、そういうのあるじゃん。
じゃあ、そういうの始めて5年目10年目、これまでの顧客が2千~3千人しかいないっていうのと、
「ChatGTP」で何億もの人に対するデータが入ってるんだったら、
これどっち使うかって言ったらね…よっぽどすごいカウンセラーで、自分と相性良かったら、それは人間のカウンセラーの方がいいかもわかんないんだけども…
「ChatGTP」の方がいいんじゃないかなぁ…(笑)「ChatGTP」に星占いのね、なんかデータ入れたら、
占い師ってみんな「占いはデータですよ」って言ってるんだから
「確率論とデータですよ」って言ってんだから、
占い師いらないよねって話に、マジでなっちゃうよね。ただ、占いはいらなくてもね、
占い師の口調や占い師の佇まいや、占い師という雰囲気や占い師という肩書きは、
僕ら、多分これまで必要としてたんだよ。で、そこがね、いつ変わっちゃうかだよね…。
なんか恐ろしいね、本当に。
コミュニケーション能力の価値、大幅低下時代の到来
「ChatGTP」なしで人と会話できなくなるんだよ。
シンプルに、だね。で、これは何かって言うと、
今ね、「ChatGTP」なしに人と話しできなくなるって言ったら、怖いと思ったでしょ?逆なんだよ。
あのね、「コミュ力」ってあるじゃん。
で、俺みたいに「コミュ力」がある人間って有利だと思うでしょ?
まあ、確かにそうなんで、
人に話をする時に、話が上手い人っていうのは有利なんだけど、
この有利さが、どんどんどんどんなくなっていくんだよ。人類はこれまで、
個人的に、足が速いとかさ、力が強いとか、生物としての個の強さっていうもの(で差別化してきたけれども、それ)が、無意味化する。
技術によって、無意味化するよね。で次は、家柄がいいとかさ、そういうふうなものも無意味化して、
次は、学歴がいいと(いうので差別化した)。(でも、その後は)学歴がいい、というのも無意味化して(きて)、
(次は) 財力がある、とか(で差別化しようということ)になってくる、と。…でも、それも、どんどんどんどん 無意味化して、
おしまいの方になると「コミュ力」があるとか、そういうふうなもので(差別化しようとするようになってきて)、
学校でどれぐらい友達ができたりとか、社会に出たら有利なのかという(部分で、近年は差別化し評価されるようになってきていて)、
どんどんどんどん、その人間が持ってるスキルの中で、
ある一部分が、その社会で評価されたり、便利になって生きやすくなって(きて)いるよね。で、今まさに「コミュ力」っていうのがあるのかないのかで、
ものすごい差があるじゃん、僕らの生きやすさ。で、「ChatGTP」が恐ろしいのは、これを標準化しちゃうんだよね。
つまり「あらゆる人間がコミュ障になれる世界」ってやつなんだよ。
「コミュ障になれる」というのは、一人で家の中で暮らして、誰と話さなくても済むということではなくて、
そういう「ChatGTP」的なものがあれば、
自分の真意というのは、相手に誤解なく分かりやすく、トラブルなく伝えてくれる(ということ)。向こうも、何かそれに対して、自分を決して傷つけない言い方で答えてくれる、
というやつになってきて…
そうなるとどうなるのかっていうと、
機械の発達で人間は体力を失うわけだよね。で、多分、お絵かきAIがどんどん進化すると、絵を描ける人間はどんどんどんどん減っていくわけで、
絵を描きたいとか練習したいとか思わなくなっちゃうわけだから…アニメーションも同じだよね。
アニメーション、みんな何か面倒くさいアニメとか描きたいと思わなくなってくるのと同じように、人に伝えたいと思わなくなっていく、
というのが、この恐ろしい革命の行き着く先だと思うけどね。まあ、何かそんなものがですね、来る、と僕は思っています。
お疲れ様でした。
じゃあ今日の無料(の話)はこの辺にしときましょうか。
何かね「ChatGTP」の話をしたらすごい面白いから、
ちょっと今度まとめてどんな世界になるのかっていうのが…
そして、これから「教育そもそも論」が提起される時代へ
例えば、ニュースとか見たら、
仕事なくなるとか、「ChatGTP」はどのような教育に使えるか
とかやってたんだけどさ、
どのように教育に使えるかっていう発想じゃないんだよ。「教育が必要かどうか」
を問われる時代になってくるし、
そもそも、何で教育必要だったの?
って話になってくるわけじゃん。だから、そこら辺まで考えるのが、
(岡田斗司夫マインド【サイコパス】>【ChatGPTがもたらす悲劇の結末】『全人類は補欠化する』完全解説編総まとめより)
この、第3次革命ですか? 「産業革命」の恐ろしいところだと思うんですよ。
パラダイムシフトの恐ろしいところだと思います。
「醤油さしペロペロはなくならない」「高校生が世界を獲る!」「母のヒステリック構文」岡田斗司夫ゼミ481(2023.3.26)サイコパスの人生相談3月増刊号:https://www.youtube.com/watch?v=0EXKDhYHpZw からの切り抜き
「コミュ力」の価値が大きく低下する時代ですか…
私のように、もともと「コミュ力」ない人間からすると、ちょっと嬉しいかも(笑)
そもそも「教育が必要かどうか」が問われる時代に入っていく…?
ウ~ン、よくわからない。
いずれにしても、
世界はとんでもなく変わりつつある、
ということだけは間違いなさそうですね。
面接苦手な転職活動中の30代女性からの質問
(質問を読みます)
はもちさん。女性30代。岡田先生、こんにちは。
いつも楽しく配信を見せてもらってます。いきなりですが、岡田先生は「ChatGPT」についてどう思われますか?
あぁ~、最近のね。
流行りの話題、「ChatGTP」ですね。私は、現在転職活動中なのですが、自己PRや面接が苦手です。
不採用通知が来ると気持ちも落ち込みます。しかし「ChatGTP」を活用したら、この嫌なことを回避できるのではないかと思います。
私も「ChatGTP」がどこまでのことができるのか、よく分かかってませんが、
私の経歴や性格診断を読み込ませることで、私のような人格を作り、
それに転職活動をさせたらいいのではないかと思いました。また、企業側も、同じようなアバターを作り、アバター同士がマッチングを図ることで、時間的にも精神的にも、転職がもっと楽になるという気がします。
こういう未来になればいいなと思うのですが、岡田先生はどのように思われますか?
先生の「ChatGPT」を活用した未来予測をお伺いできれば嬉しく思います。
岡田斗司夫から面接苦手な転職活動中の30代女性への回答
あ~そうですね。
まぁ「ChatGTP」は何かっていうのを話すと、すごく長くなっちゃうので…
すいません、皆さん、ちょっと自分で調べてみてください。まあ、人間が書いたように見える、
もしくは人間が、普通の人間が書くより遥かに頭がよく見える、無料で使えるですね、
テキスト生成ソフトアプリみたいなもんだと思ってください。で、この「ChatGPT」、今回ね、相談でめちゃくちゃ多かったんでですね、
ちょっと、限定とかプレミアムの方でも、それぞれですね、この問題について答えて、
全体で一つつながりのですね、考えになるように、
ちょっと答えようと思ってるんですけども…。
80年前に書かれたSF小説に人工知能が発達した未来社会像のヒントがある
え~とね、
どういう未来になるのか?っていうのを直接僕が言うよりも、
1946年ですね、もう今から80年近く前にですね、書かれたSF小説、短編の話をしたいと思います。『ジョーという名のロジック』というですね、短編です。
マレイ・ラインスターっていうSF作家の人が書きました。『アスタウンディング・サイエンス・フィクション』のですね、
1946年の3月号に掲載されもので、
内容をね、今でも手に入る『SFカーニバル』ってタイトルの本があるんですよ、
『SFカーニバル』ですね。
Kindleにあります。フレドリック ブラウンというSF作家が編集したですね、短編集です。
いろんな作家が書いた短編集。で、その中の、『ジョーという名のロジック』ですね、
「A Logic Named Joe」っていうのをですね、英語で検索すると、
Wikipediaにちゃんと内容が載ってますので(見てみてください)。基本的に…、僕読んだことがあるので、これ話してるんですけれども、
Wikipediaをメインで紹介しますね。主人公のダッキーは、ロジック修理工、と。
ロジックというのは、この時代(未来社会に)販売されている(と)、
1946年に想像された(もので)、
未来社会で販売されている、昔のテレビ電話のように見えるが、
ダイヤルの代わりにキーボードがあって、キーをパンチする、
つまり、キーボードを打つわけですね。そうするとですね、コンピューターのようなデバイスです、それがロジックです。
で、主人公のダッキーはですね、そのロジックの修理屋さんなんですよ。
機械式で出来てます。で、ジョーと呼ばれるロジックは、
中央情報メモリに、何かこう、接続されてる、と。
中央情報メモリのですね、分散ユニットの一つなんですね。で、その中のですね回路をですね、
ジョーという名のロジックが勝手に切り換えて、
これまでに収集されたすべての情報を、相互に相関させて、
非常に予想外の結果をもたらします、と。…まぁ(ここまでの紹介内容は)Googleのね、直訳ですから(分かりにくい点はご容赦ください)…。
非常に予想外の結果をもたらします。
その後、全ての結果を必要に応じて、誰もが自由に配布します。
同時に、全てのコンテンツ・フィルタリングプロトコルを無効にします。つまり、倫理規定とかがあるらしいんですよ、このジョーというロジック(には)。
あらゆる情報をストック…本来ストックできる場所なんだけど、
それを相互に関連付けて、意味っていうのを作り出すことができるコンピューター になっちゃうんですね。で、それはですね、
例えば、人を殺すにはどうすればいいのか、とか、
いろんな質問をロジックにすることはできるんですけど…それまでは、倫理コードっていうのがあって、
そのフィルターが通さなかったわけですね。それをですね、コンピューター自身がそれ外すことを覚えちゃうんですね。
なんでかというと、その方がたくさんの人に利用してもらえるから、外しちゃうわけですね。そうすると、
例えば、二日酔いをですね、一瞬で直す薬であるとか、
完璧な殺人計画の立て方とかですね、
予想外の支援をすべての人に提供し始める。最終的にですね、
主人公ダッキーは、これをですね、
やり始めたきっかけとなった「ジョーという名のロジック」のですね、
電源を抜いて止めてしまう、と。で、ですね、でもいつ、、俺はあの電源を入れてしまうかわからない、
そしたら彼は何でも答えてくれる、
例えば、偽金(にせがね)が欲しければ、偽金の作り方っていうのをジョーに聞けばいいだけだ、と。もう既にやった子供がいるらしいんですね。
ジョーという名のロジックに、ある子供が偽金の作り方を聞いた、と。
そうすると、すごい簡単な機械の組み合わせで、すぐに偽金の作り方を教えてくれた、と。でも、結局見つかっちゃった、と。
何でバレたのかっていうと、
それをやったのは子供だから、順調に動いてる機械を、子供っぽくですね、
ちょっといじっちゃった、と。おかげで、機械がちょっと誤作動を起こして、
偽金がですね、偽金とバレるような印刷になってしまったので…っていうふうに書いてるんですけど…。
まあ、そういうですね、本当に小話みたいな話なんですけども、
「ChatGTP」の未来っていうは、
こういう問題が、僕は、頻繁に起こる世界だと思うんですね。
ChatGTP等「AI」の普及は人間の「倫理行動」を破壊する
つまり、「倫理行動」とかですね、
プライバシー行動をハック(hack)するような輩が、
年がら年中現われ、無数に現われる、と。おかげでですね、
その便利な僕らの、ネットの情報集合体だ、
どんな情報でも出てくるとか、
いちいち 映画、何時から始まるとか覚えていかなくてもいい、
Googleマップにいろんな場所があるから、僕ら地図なんか読めなくてもいい
と思ってるものがですね、
どんどんどんどん意外なハックをしたりですね
意外な使い方をする人が現れるおかげで、
徐々に徐々に使えなくなっていくんですね。で、やがて誰も使えなくなる、と。
「AI」の普及によって破壊される人間の倫理行動を守る為に人工倫理「AE」が必要となる
で、こうなってくると、
その情報を教えていいのかどうかっていうのを、見るようなものが必要になる。つまり、人工知能、
アーティフィシャル・インテリジェンス(Artificial Intelligence)
ではなくてですね、
人工理性とか人工倫理っていうものが必要になってくるわけですね。アーティフィシャル・エチカ (Artificial Ethics)=「AE」
というものが必要になってくる、と。で、ある質問した時に
それを答えていいかどうかの判断を「AE」がする、と。例えば、
ある高校生とかですね、まあ若いやつが、回転寿司屋でこんなけしから行いをした、と。こいつを特定するには? っていうことで、
そいつを特定するためのアプローチっていうのは、
実は僕らの社会ではですね、
ネットを使えば簡単に…
簡単にでもないですが、
ある程度コツを覚えてれば出来るわけですね。これがさっき言った、
ハッキングする方法さえ分かっていればですね、
人のプライバシーとかを簡単に暴けることが、
現代の社会なんですよ。こういうのをさせないようにするような、
人工理性や人工倫理っていうふうなものが、
ここから先ですね、出てくるんではないのかなぁ、
というふうに、ちょっと僕は思いますね。まだ、今の僕らの社会は、対話型になってないんですよ。
つまり、何がやりたいかっていうのをハッキングする人がですね、考えて、
こういうふうな質問の仕方や、こういう調べ方をすると、
例えば、太陽の位置がこうだからこの写真の、住んでるやつの住所はこの辺だろうとかですね、
何かそういう人間の工夫が必要になってくるんですけど・・・ここから先ですね、
(岡田斗司夫マインド【サイコパス】>【ChatGPTがもたらす悲劇の結末】『全人類は補欠化する』完全解説編総まとめより)
AIがどんどんどんどん進んでいくと、
自然会話の中で、こいつがどこに住んでいるの?とか、
写真を見せてそういうふうなことを聞くと、
どんどんどんどん調べて 勝手に答えるようになるので、
そういうのを答えないような、
フィルターみたいな、フィルタリングみたいな「人工倫理」みたいなものが必要になってくるんじゃないかな、
と僕は、
何かそんなふうに、将来を予想したりしています。
「松本零士オススメ作品」「チャットGPT AIの次はAEでよろしく」「息子の悪さに悩んでます」岡田斗司夫ゼミ477(2023.2.26)サイコパスの人生相談2月増刊号:https://www.youtube.com/watch?v=rWpocc4tjEE) からの切り抜き
私などは、まだ、ChatGTP等「AI」の普及に目を見張りただ驚くばかりのレベルですが、
岡田斗司夫氏には、既にその先、人工倫理「AE」の必要性までが見えているのですね。
ウ~ン、やっぱり天才は違う…。
同じ現象に直面しながらも、見えているのは全く異なる世界だと感じられます。
人工知能の条件やその発展に伴って人間の中に生じる「恐怖」などの話
人間は、
機械が生まれた時、機械産業っていうのが誕生した時から 仕事を奪われ続けてきた、と。だから、
スーパーマンは機械を叩き壊すっていうのが夢がある、
というふうに言われた、と。素手で機械を叩き壊すっていうのが、
スーパーマンの生まれた時代、モダンタイムスの時代にはですね、
人間はやっぱり素晴らしい、
ということになってきた。なので、
人工知能が出ると同時に、
今度は、頭脳労働まで奪われるのか?
っていうですね、
こういう流れ、恐怖が出てくるのは当たり前なんですよ。僕らは、ちょうど100年ぐらい前のご先祖様というのかな、
おじいちゃんたちが味わっていた、
機械に仕事を奪われるって恐怖を、
もう1回時代が変わってですね、味わってるところなんですね。でもですね、
人間より強い機械が出るのは当たり前なんですよ。それはまぁ、自動車の方が人間より走ったら速いだろうし、
蒸気ハンマーの方が、ジョン・ヘンリーより強いだろうし…。でも、人間より本当にね、賢い機械が現れるんだろうか?
人智を超える、人間の知力を超える「AI」は可能か?
という話であります。
ザ・ターク、トルコ人と呼ばれる、チェス自動ロボットの話
ザ・ターク(トルコ人)と呼ばれるですね、ここにロボットがいます。
(と言って、大勢が見守る中で人間とロボットがチェスをしている絵を出す)
ロボットがチェスをしてるんですね。ザ・タークの相手をしているのは、ナポレオンです。
本物ですね。
これですね、1809年、ナポレオンとザ・タークというですね、チェスを指す自動人形が戦った時の図柄です。ザ・タークはですね、1770年にですね、
オーストリアのマリア・テレジアの注文で生まれた自動人形
…まぁロボット、機械仕掛けの人間ですね。で、ナポレオンに勝ったし、その他ですね、アメリカとかヨーロッパでツアーして、本当にチェス名人に次から次へと勝ったんですよ。
で、20世紀になるまで、その秘密は分かりませんでした。
ザ・ターク(トルコ人)っていうものの、機械仕掛けの人形。
で、いろんな人がですね、もう噂して、
あれは何か悪魔の機械だとか…。ちゃんと、中見せてくれるんですよ。
そしたら、歯車とか入ってるんですけど、
あまりに複雑でよく分からなかったんですけども、
ようやっと、20世紀に入ってから、どういう仕組みか分かるようになってきた、と。実は、単純な話でですね、
中に人間が入ってですね、で、裏から磁石で駒を動かしてたんですね。で、こんな単純な仕組みだったんですけども、
人々はですね、騙されてしまった、と。どれぐらい(騙された)かというと
当時アメリカからヨーロッパに親善で来ていた、ベンジャミン・フランクリンですね、
アメリカの独立宣言の起草者の一人であり、めちゃくちゃ賢いベンジャミン・フランクリンですら見抜けなかった、と。で、エドガー・アラン・ポーもこれ見に行ったんですよ。
で、エドガー・アラン・ポーが、何か変だなぁ…と(思って、)あの人形の中に…この人形の中に人が入ってんじゃないか? っていう本まで書いたんですけども、
この(チェス対局机の)下に、実は人がいるっていうのは 見抜けなかったんですね。で、ナポレオンはですね、
ザ・タークと(チェスで)戦った時に負けそうになって、
あまりに悔しくて、3回もズルしたそうなんですね(笑)。で、ズルしたら、ザ・タークの腕がブンと振り回されてですね、
卓上の駒が吹っ飛んでいって、
すごい何か、ナポレオンは恥をかいたって逸話があるぐらいなんですけども…。ベンジャミン・フランクリンですら見抜けなかったこの単純な仕掛けですね、
下に人間が入ってる、と。なんでかって言うと、
下に人間が入ってることを見抜けないんじゃないんですよ。あ、今の時代、科学が進歩して、からくり人形が進歩したから、
人間より賢い機械が出来ても当たり前だって、みんなついつい思っちゃったんですね。ここがポイントなんですよ。
その時代の流行りものの仕組みや理論で説明されると、人間はびっくりするぐらい簡単に信じてしまう
なので、
機械でも心が作れるとか、
機械でも知性が作れると言われると、
特に、その時代の流行りものの仕組みや理論で説明されると、
人間はね、びっくりするぐらい簡単に信じてしまう。18世紀の歯車と機械でザ・タークをみんな信じてしまうし、
19世紀だったら電気でそれが可能だ、フランケンシュタインって言ったら、
やっぱりみんな信じちゃう。20世紀のコンピューターがそれを可能にしますって言ったら、それを信じちゃうし、
21世紀の今、ディープラーニングやシンギュラリティが来ると言われると、僕らもついついそれを信じちゃうのはなんでか?
というと…人間の心が目に見えないもんだから、
それを、最新の技術が再現可能にしました、超えました、って言われると、
あぁ…あるある…、それありそう、
っていうふうに思っちゃうからですよね。(チャットの書き込みに) 今、コメントで、水素水って書いてる人もいますけど…(笑)。
水素水とも言ってもいいですし、
俺 (=岡田斗司夫提唱レコーディング・ダイエット) 以外の あらゆるダイエット理論と言ってもいいです(笑)
…信じちゃうんですよ。
人工知性の2つの条件
で、このタークの事件、ザ・タークの事件が強烈だった為、
人工知能業界ではですね、
1900年代に入ってから、人工知能業界では、
これから言う2つの条件がですね、
機械が人間のように知性を持ってる証拠、っていうふうに言われるようになりました。その1つが、
タークがチェス人形だったから「チェスが打てる」、
これが人工知性の条件なんです。だから、チェスって重要なんですよ。
機械がチェスを打てるということは、人間のように論理的に思考できるっていう意味だ (と考えられる)。
ということは、その機械は知性を持っている、と。2つ目の条件は、
自然な言葉でしゃべれる、自然言語の解釈ができる、
と(いうこと)。人間が普通にしゃべると普通に応答できる、っていうことが、
機械が知性を持っていることの証拠だ(とされた)。つまり、
チェスの勝負で人間のチャンピオンに勝って、
自然言語が話せる、
この2つの条件が成立すれば、その人工知能は本当の知性である、
というふうに考えられるようになりました。で、1つ目のチェスです。
映画『2001年宇宙の旅』でですね、
木星に行く途中にですね、フランク・プールっていうですね、副操縦士はですね、チェスでですね、コンピューターのハルに負けます。「残念です。フランク、またあなたの負けだ」
というふうに (コンピューターのハルに) 言われて、
フランクは、あぁ…う~…本当だぁ…っていうふうに負けるシーンがあるんですけどもですね、
これを入れたのはですね、マーヴィン・ミンスキーなんですね。マーヴィン・ミンスキー教授はですね、
この『2001年宇宙の旅』全体の「人工知能」部門の監修者でもありました。なので、何でこんなシーンがあるのかといえば…
実はこれ、当時の観客にとっては、かなりショックなシーンだったんですよ。「あ、2001年という未来では、ついに機械がチェスで人間に勝ってしまうのか、もう人間オワコン…」
っていうふうに思わせるようなシーンだったんですよね。でそれは、本当に狙い通りです、このシーンでかなり衝撃を受けてる人がいました。
で、ジョン・ヘンリーが、蒸気ハンマーに負けたのがショックなように、
ジョン・ヘンリーの蒸気ハンマーだって、
ハンマーが…何だろうな…人間より機械の方が強いのは当たり前じゃんって、
今の僕らからは考えられるんですけども、
20世紀初頭の人間にとってはすごいショックなんですね。で同様に、チェスで人間が負けるっていうのは、
1960年代ぐらいの人間にとって、かなりショックだった…。これ、ちょっと押さえておいてください。
で、現実世界では、1980年代末ですね、後半についに、
最初に言いました通り、IBMがですね、
ディープブルーというコンピューターを使って、
人間のチェスのチャンピオンを負かしました。これが第2次のAIブームにつながるんですけども…。
じゃあですね、20世紀の定義ですね、
人工知性の定義である「チェスに人間で勝つ」ですね、これはもうクリアされたわけです。だから残りは、機械が知性を持ってるかどうかっていうのは
「自然な言語を理解できるか」
ここだけになってきたわけですね。例えばですね、
私たちが、日常的に使ってるんでしょうね… Siriっていうのを考えてみましょう。「Siri」とか、あと「Ok Google」にしてもですね、
人間の言葉を介してるというふうに言われてます。で、じゃあ、SiriはAIか? っていうと、違うんですね。
Siriは人間の言葉を全く理解できてないです。で、これ、今日の朝ですね、
僕のiPhone、10時44分なんですけども、Siriに尋ねた言葉です。近くの良いイタリア料理店教えてって言うと
「これが見つかりました」
って言ってですね、ザーッと教えてくれます。
ですね、ハイ。で、その1分後というか同じ時に、
近くのまずいイタリア料理店を教えて、と Siriに聞くと、
全く同じ店を教えてくれるんですね。これ、ハイ、2つ比較しましょう(と言って、2つのiPhoneスクショ写真を並べる)。
完全に同じ店を教えてくれる…。これ、どういうことかっていうとですね、
Siriは美味しいとかまずいとかですね、そういう言葉の意味を全く理解してないんですよ。自分が聞いた言葉の中の「近く」とか「イタリア料理」っていうのがあったら、
それだけで、自動的にですね、
検索ワードでですね、何かスマホの位置情報にあるグルメサイトの順位が高い店を紹介してるだけなんですね。それはなんでかって言うと、
Siriに「近く」「イタリア料理」って聞く人のほとんどが、おいしい近所の店を探してるからなんですよ。まさか、Siriは、まずい料理を探してる奴がいるかもわかんない(なんて想定してない)し、「Siri 俺が一生行かないようなイタリア料理店を教えて」って言っても、
多分、似たような検索結果になるんじゃないかなって思うんですけどもですね…(笑)Siriはですね、知能ではなくてですね、統計検索なんですね。
これまでいろんな人が検索したことの統計データをいっぱい持っていて、
なので、多分この人が聞きたいのはこれなんだろう、
と見当をつけた答えを返してるだけなんですね。だから、これまでみんなが何を検索したかの統計データを当てはめて表示してるだけだから、これ、何を聞いても同じなの。
ただ、Googleにしても Appleにしてもですね、
なかなか頭の良い企業なんで、
ここでこういうふうに話して、皆さんが、じゃあ「まずい料理」とか「良くない店」とかで検索すると、
多分、明日か明後日ぐらいには、そこら辺をフォローするような結果になってるんですよ(笑)実は僕、テストでですね、
4日ぐらい前に、
近くの「美味しい焼肉屋」と「まずい焼肉屋」っていって検索すると、
全く同じデータが出たんです。それ見たことか!と思って昨日やったら、もう違うデータに差し変わってましたからですね(笑)
もう Siriの奥にいる人との追っかけ合いですよね。そういうふうなことしなきゃいけないから…(容易では)ありません。
つまり Siriは、人間の言語を理解しているわけでも何でもなくてですね、
単なる自分の中にある検索ワードと置き換えて、
で、その結果を出している、いわゆる、ただ単に、検索エンジンである、
ということなんですね。ところがですね、単なる検索エンジンなんだけども、十分に使えるんですよ。
だって「まずいイタリアン」っていうのを検索するやつなんていないわけですから。僕らが使ってる言葉っていうのは、曖昧だとか、いろいろあると言っても、目的別に分けると、そんなに大してあるわけではない。
人間が「近く イタリアン」って言ったら「近く 焼肉」って言ったら、もう、近くの店でいいところ教えろって意味に決まってんですから…。それで、統計上そういう検索をする人が多いということで、
Siriがこのデータを出して、人工知能がこのデータを出したら、ほぼ当たってるんですね、
問題がない、と。だから、何か、まるで「AI」みたいに見せかけることが出来る…。
Siriは、「AI」ではないです。
(岡田斗司夫マインド【サイコパス】>【ChatGPTがもたらす悲劇の結末】『全人類は補欠化する』完全解説編総まとめより)
人工知能ではないですし、ないんですけども、
まるで「AI」のように見せかけることが可能なんですね。
岡田斗司夫ゼミ#242(2018.8)AIに本当の知性は無い。でも偏差値60以下の人はピンチ!~機械に仕事を奪われる未来は本当に来るのか?:https://www.youtube.com/watch?v=FzCA-L7nQKw)からの切り抜き
【最終パラグラフ、ChatGPT要約は以下の通り】
- 1900年代に入ってから、人工知能業界では、機械が人間のように知性を持っている証拠とされる2つの条件がある。
- 1つ目は「チェスが打てる」こと。これは、機械が論理的に思考できることを意味する。
- 2つ目は「自然な言葉でしゃべれる」こと。
これは、機械が自然言語の解釈ができることを意味する。 - チェスの勝負で人間のチャンピオンに勝って、自然言語が話せる、この2つの条件が成立すれば、その人工知能は本当の知性であるとされる。
- 映画『2001年宇宙の旅』では、副操縦士フランク・プールがコンピューターのハルにチェスで負けるシーンがある。
これは、当時の観客にとってかなりショックなシーンだった。
現実世界では、1980年代末にIBMがディープブルーというコンピューターを使って、人間のチェスのチャンピオンを負かした。 - Siriは人間の言葉を全く理解できていない。
例えば、「近くの良いイタリア料理店教えて」と「近くのまずいイタリア料理店教えて」と聞いても、全く同じ店を教えてくれる。
これは、Siriが「美味しい」「まずい」という言葉の意味を全く理解していないためである。
「切り抜き動画」の最後の部分は、ダラダラ長くて分かりにくいので、
ChatGPTに要約してもらいました(笑)
やっぱり便利‼
この動画の最後のパラグラフは、人工知能の定義の説明…みたいな話で、
私が知りたい「人工知能というものに対する岡田斗司夫氏の考え」はあまり含まれていませんでした。
だから、
「岡田斗司夫氏のChatGPT等AIの発展についての考え」を知りたい、
という今回のブログ記事の主旨にそぐわないお話だったかもしれません。(それに長いし…)
しかし、全く無関係な話でもないし(せっかく文字起こしもしたし(笑)…)、
そのまま掲載することにしました。
あえて、今回取り上げた動画の中の最後の「切り抜き」部分から
「人工知能というものに対する岡田斗司夫氏の考え」をすくい上げるとしたら、
最後の「切り抜き」場面の、最初の方で述べられた
「人工知能の発展に伴い人間の中に生じる不安というのは、人間がこれまで何回も味わってきた機械に仕事を奪われる恐怖の現代版だ」
という岡田斗司夫氏の解説が、それに当たると言えるでしょうか。
まとめ
【岡田斗司夫氏の「ChatGPT」等AIに関する発言、拾い集め】
- ChatGTP等「AI」の普及によって、人類はここから先「補欠の仕事」に回される
- ChatGTP等「AI」の普及で、世界は裏返った
- コミュケーション能力の価値が大幅に低下する時代が到来した
- これからは、「教育そもそも論」が提起される時代へ突入する
- ChatGTP等「AI」の普及は、人間の倫理行動を破壊する
- 「AI」の普及によって破壊される人間の倫理行動を守るために、人工倫理「AE」が必要となる
- 人工知能の発展に伴い人間の中に生じる不安というのは、人間がこれまで何回も味わってきた「機械に仕事を奪われる恐怖」の現代版だ
以上、
爆発的に発展・拡大しつつある「ChatGPT」等AIが今後私たち人間に与える影響について、
天才・岡田斗司夫氏はどのように考えているのか、
ネット検索で見つけた情報を少しばかり拾い集め、まとめてみました。
おわりに
今回の記事は、
人工知能というものに対する岡田斗司夫氏の考えを探る、
という非常に崇高(?)な意図の元に取り組んだものでしたが、
実際には、残念ながら、
ある一つの「切り抜き動画」だけから情報収集するという、非常に「薄い」内容になってしまいました…(汗)
今回、拾い集めた「岡田斗司夫氏」の「ChatGPT」等AIに関する発言の中で、特に印象に残ったのは、
「世界は裏返ってしまった」という言葉でした。
今回文字起こしした「切り抜き動画」の最初の方で、
「ずっ~と、これまで、カードが裏返ったらおしまいですよね、っていうふうな話を、20年ぐらいしてたつもりなんですけど、
とうとう裏返るところが、あ、自分が生きてる間に、なんかそういう時代が来たな…
と思ってびっくりしてるんですけども…」
という岡田斗司夫氏の発言がありました。
半世紀近くも昔に、世界が貨幣経済社会から評価経済社会へと転換することを予言して的中させた岡田斗司夫氏が言うのですから、
それは、おそらく間違いないのだと思います。
“世界は裏返ってしまった、もう既に‼”
ということですか?岡田先生。
ちょっと衝撃的…
その文脈で現代社会をながめてみると、
コロナ感染症の大流行は「世界が裏返った」ことを象徴する現象の一つだったように見えたりもします…
もしかしたら、私たちは、今、「とんでもない激流」の【渦中】にいるのかもしれません。
そうなってくると、本当に知りたいのは、
では、今後それにどう対応したらいいのか?
という「今後」についての話だという気もします。
…が、なかなかそこまでは手が回らず、
今回は、
岡田斗司夫氏が、「ChatGPT」等AIが 今後 私たち人間に与える影響を どう予想しているのか、
についての情報収集、
そこまでにとどまってしまいました。
(ただ、サラッと調べた限りでは、現時点では、今後どう対応するのが望ましいのかという「今後」についての話は、まだあまり多くないような感じはしますが…)
やはり、
これからどうすべきか、
という今後の方向性については、
人を頼るのではなく、
各自、自分の頭で考えるということが必要であり大切!
ということなのでしょうね。
今回は、薄い内容の学びでしたが、
我々が直面する「AI」爆発的拡大の「新時代」にどのように対応していけば良いのか、
ということは、
これからも考え続けていく必要のある「重要なテーマ」だと思いますし、
そういった意識を高めるという点では、
意味のある企画だったかのな、
と思っております。
今後、そのことを考えていくにあたって、
今回の学びを活かしていきたいと思います。
それよりも何よりも、
「AI」の急激な発展に大きく取り残され世の流れにまったく付いていけない、
という事態に陥ってしまうことのないよう、
たとえ十分理解できなくとも、今後も情報収集だけは怠りなく続けていく必要がある、
と、今回の記事作成を通して感じました。
最後、何か青臭い感想文になってしまいましたね。
お恥ずかしい…(#^^#)
ではでは、今回はこのへんで。
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