天理教葬儀の『諄辞』例文

「天理教葬儀の『諄辞』例文」アイキャッチ画像 天理教の葬儀

皆さん、こんにちは。
ふらふら彷徨う「さまよい人」です。
「さまよいブログ」へようこそ。

今回は「天理教の葬儀」に関連する記事です。
天理教の葬儀において、斎主が読み上げる「諄辞」の例文をいくつか紹介します。

「諄辞」(じゅんじ)というのは、
葬儀において読み上げられる『祭文』のようなもののことです。

『天理教祭文作例集』に、葬儀関連の「祭文」も載っています。
なので、それを見れば済む話です。
しかし、それでもあえて、覚え書きメモ的な感覚で、
今、私の手元にある例文をいくつか掲載することにしました。

需要の少ない内容だとは思いますが、
もしかしたら、役に立つ、私のような新米教会長さんもおられるかもしれない、
との思いからです。

正直申し上げて、今回は完全に、自分の覚え書きメモみたいなものです(汗)。
ご了承ください。

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諄辞(じゅんじ)とは

私の手元にある資料〔郡山大教会研修資料〕には、以下のように書かれてありました。

神道で、宣詞(のりと)というのは、
神様に対して申し上げる言葉である。
ところが、葬式は 忌み事であるので、
宣詞 といわずに、諄辞(じゅんじ)という。

宣詞(のりと)について検索すると、次のような記事がありました。

【(宣詞)・祝詞】

唱える言葉。宣言。
「のりつ」の名詞化。
「のりつ」は「のる(宣る)」と同義語「いつ(出つ)」の合成。

ここでは「B: 離す・放つ・発す」などの意。

類語:「のり(宣)」「のと(宣)」「のとこと(宣言)」「のとうた(宣歌)」「のこと(宣言)」「のりこち(宣言)」「かたり(語り)」「ましない(呪い)」「ことあけ(言挙げ)」「ことたち(言立ち)」

(https://gejirin.com/gsrc/no/norito.html)より
さまよい人
さまよい人

「宣詞」=「祝詞」 

なのですね。

「宣詞」で検索すると、「祝詞」で出てきます。
『ウィキペディア(Wikipedia)』では、以下のように説明されていました。

祝詞

祝詞(のりと)は、神道の祭祀において神に対して唱える言葉で、文体・措辞・書式などに固有の特徴を持つ。

語義・語源

ノリトのノリは「宣る」の名詞形で、呪的に重大な発言をすること。
トは屎戸・詛戸・事戸などのトと同様に呪的な行為や物につける接尾語と解するのが、通説となりつつある。賀茂真淵は詔賜言(のりたべごと)、本居宣長は宣説言(のりときごと)をノリトの語源と説いたが、こんにちでは認められていない。
本来はノリトの語形であったのがコト(言)を加えてノリトゴトとなったとする説と、逆にノリトゴトの語形だったのがノリトと略されたとする説とがある。
平安時代後期以降は音便化してノットとも呼ばれるようになった。

ノリトの表記

ノリトに「祝詞」の字をあてたのは、中国における用字「祝文」の「文」を「詞」に変えたもので、「祝文」は巫祝が神に対して申した言葉を意味する。
古代律令制下における法制上の用語としては「祝詞」で統一されているが、他に以下のような表記がある。

・詔戸言(のりとごと)……『古事記』上巻
・諄辞(のりと)……『日本書紀』神代上
・詔刀(のりと)……『延喜式』巻四
・詔刀言(のりとごと)……『中臣寿詞』
・告刀(のりと)……『皇大神宮儀式帳』
・法刀言(のりとごと)……『令集解』

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>「祝詞」より)
さまよい人
さまよい人

「諄辞」というのは『祝詞』(ノリト)の表現の一つで、 

『日本書紀』で多く見られる、ということですね。

天理教葬儀に必要な諄辞(じゅんじ)

tree dawn dusk

天理教葬儀に必要な「諄辞」は9本。

  1. 「祓詞」
  2. 「うつしの詞」
  3. 「しずめの詞」
  4. 「発葬詞」
  5. 「誄詞(るいし)
  6. 「斎場詞 あるいは 告別詞」
    (斎場詞/告別詞 と 誄詞 を合併➡
     斎場斎詞(斎場誄詞)/ 告別斎詞(告別誄詞))
  7. 「火葬詞」or「埋葬詞」
  8. 「葬後祓詞」
  9. 「葬後霊祭詞」

    (「殯殿詞」……出直し後、葬儀まで時間が空く場合に、枕元で奏上する場合もある)

「みたまうつし」関連➡
①「祓詞」(祓いを行う)
②「うつしの詞」(御霊に、亡骸から霊璽にお遷りいただく)
③「しずめの詞」(御霊の入った霊璽に、お社にお鎮まりいただく)

以上、3本の諄辞。

棺が出る=「発葬の儀」の際➡
④「発葬詞」

葬場に参ってから➡
⑤「誄詞(るいし)」【副斎主】
…(しのびことば/生まれ出て、出直すまでの故人の生涯を思い起こし、生前中の御徳、業績を偲ぶことば)
⑥「斎場詞(あるいは告別詞)」【斎主】
…(葬儀を執り行い、別れを告げることば)

※「斎場詞/告別詞」と「誄詞(るいし)」を一緒にする場合
➡「斎場斎詞(斎場誄詞)/告別斎詞(告別誄詞)」

火葬する場合➡
⑦「火葬詞」(火葬諄詞)
(※亡骸を埋める場合➡⑦「埋葬詞」)

「葬後霊祭」関連➡
⑧「葬後祓詞」(祓いを行う)
⑨「葬後霊祭詞」。
(※近年、十日祭は、仏式の初七日同様、葬儀当日に行うことが多い)

以上、9本。
(その他、出直し後、火葬場の都合等で葬儀まで時間が空く場合、
枕元で「殯殿詞」を奏上する場合もある)

「諄辞袋」は、白地錦を用いる。

「天理教の葬儀」で検索する中で、
行理山分教会長さんのブログ「ぎょうりやま かいちょうさんの日記」の中に、
以下のような記事を見つけました。
参考までに。

天理教の葬儀…発葬について    2014年08月28日

天理教の葬儀

みたまうつしの儀
 みたまうつし   
 みたましずめ

葬場儀
 誄詞
 玉串奉献並びに葬場詞(告別詞)奏上

葬後霊祭
十日祭

以上が葬儀の流れである
ここで問題となるのが火葬である
火葬がどこに入るかで、式次第が変更される

葬場儀の前に火葬が入れば
発葬儀が執り行われ
後の式次第に変更は無い

葬場儀の後に火葬が入れば
葬場儀は告別式と名称が変更され
誄詞と葬場詞が一つとなって告別誄詞となる
ここで、順に発葬儀が執り行われる

以上のような事であるが
発葬儀は、棺が移動する時に執り行う儀式なのである

「ぎょうりやま かいちょうさんの日記>天理教の葬儀…発葬について」より

諄辞(じゅんじ)例文

sunset day summer

葬儀まで時間が空く場合

殯殿詞 (例文)

常つね坐ましし此この家やの一間ひとまを 俄にわかかにも殯室もがりどと定さだめ整ととのえて 上座かみくらに安置やすめ奉まつる 拝おろがむも悲かなしき( 生前 立場 )故もとの( 姓名 )大人・刀自 の前まえに( 奏上者 立場 名前 )慎つつしみ歎なげかいて白まおさく

阿あ波わ礼れ汝いまし 大人うし・刀自とじ はや などて斯かくは俄にわかかに出で直なおし坐まししぞ 百歳ももとせ千歳ちとせの齢よわいを重かさね 世よの長なが人ひとの名なを負おい給たまわむ事ことをし 諸もろ人ひとは常つねに頼たの母もしみ思おもいつゝをありしを 逝ゆく水みずの還かえらぬ如ごとく落おつる日ひの見みえざるが如ごとく 現うつし世よを退向そがいになして 遥はるけき 親おや神がみの御み懐ふところに出で直なおし坐ましぬ 阿あ奈な悼いたましきかも

然しかはあれど
今いま更さらに人ひとの力ちからの得えて及およぶべきにあらねば
(or 人ひとの此この世よに生あれ出いづるも出直でなおすも 悉々ことごとに親おや神がみの奇くしき御摂理みはかりにしあれば)
悲かなしみの中なかにも心治こころおさむる親族家族うからやからの請願こいねがい(求もとめ)に依よりて 我わが(天理てんりの)御教みおしえの式のりに従したがい 儀いや式わざ仕つかへ奉まつらむとす

故かれ 例ためしの随まに々まに 設ま置おけ定さだめたる齋いみ床どこの高たか坐くらに舁かき据すへ奉まつりて 御み葬儀はふり仕つかへ奉まつらむその時とき迄まで 茜あかね刺さす昼ひるは終日ひねもす 鳥羽うば玉たまの終夜よもすがら 親族うから家族やからに至いたる迄まで 替かわり侍はべり差さし侍はべり 護まもり奉まつりて仕つかへ奉まつらむとする事ことの由よしを諾うづない聞きこし召めせと 慨うれたみ咽むせび拝おろがみて白まおす

みたまうつし

霊遷し之儀 祓詞 (例文)

掛かけ巻まくも恐かしこき天てん理り王おうの命みことの宇う豆づの御み前まえを (遥はるかに) 拝おろがみ奉まつりて 恐かしこみ恐かしこみも白まおさく

今宵こよい 故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじ の霊みたまを 此これの仮かりの霊みたま舎やに齋いつき奉まつり 鎮しずめ奉まつらむとするによりて 霊みたま璽しろを始はじめ 霊みたま舎や また御み祭まつり事ごとに仕つかえ奉まつる齋いつき員びと 諸もろ人びとに至いたる迄まで 打うち払はらう麻ぬさのさやぎのさやさやに 身みの内うちの心こころの埃ほこりを祓はらい給たまい清きよめ給たまいて 御み祭まつりの式のり美うるわしく仕つかえ奉まつらしめ給たまえへと 恐かしこみ恐かしこみも白まおす

霊遷し之詞(うつしの詞) (例文)

阿あ奈な 哀あわれ悲かなしきかも 阿あ奈な 哀あわれ悔くやしきかも 故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじ の前まえに 慎つつしみ嘆なげかいて白まおさく

汝いまし大人うし・刀自とじ や 如何いかさまに思おぼほしめせか 老おいの身みを養やしない坐ましてありけるを 現うつし身みの惜あたらおしきこの世よを出直でなおしましつる親族うからの心こころには 斯かく有あらむとは思おもいもかけず 医師くすしの術わざを頼たのみ 親神おやがみに乞祈こいのみ奉まつりて 必かならず元もとの身みに成なり給たまわぬものと 枕辺まくらべに寄より副そい 御み後あと辺べに待はべらいて 萬よろづに心こころを尽つくしぬれども その験しるしなく 息いきづき宇う良らぶれつつも 呼さけび奉まつれども一ひと言ことの答いらえ(応)だに為なし給たまわず出直でなおしましける

阿あ波わ礼れ悲かなしきかも 阿あ波わ礼れ悔くやしきかも 限かぎりある人ひとの命いのちは素もとより留とめ得えぬ事ことにしあれば 言いわん術すべ 詮せん術すべ知しらに 御み遺なき骸がらを棺ひつぎに斂おさめて 今いまし霊みたま遷うつしの儀いや式わざ仕つかえ奉まつらんとする事ことを 平たいらけく諾うづない聞食きこしめして 新たあらたに造つくれるこれの霊代みたましろに 奇くしき霊みたまを遷うつり坐まして留とどまりいませと 畏かしこみ畏かしこみも白まおす

【告別の儀に併せた 霊遷しの儀の場合等】

言いわ巻まくも忌ゆ々ゆしき 故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじ の霊みたま  此これの霊みたま璽しろに遷うつり坐ませと 慎つつしみ敬うやまひて白まおす

鎮霊詞(しずめの詞) (例文)

此これの小お床どこに坐ませ奉まつる 阿あ波わ礼れ言いわ巻まくも悲かなししきき( 立場 肩書 )故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじ の霊みたまの前まえに ( 奏上者 )慎つつしみ畏かしこみて白まおさく

現うつし身みの人ひとの世よの状さまは果は敢かなきものと識しりつれど 昨日きのうに変かわる今日きょうの御姿みすがたを見み奉まつれば 悲かなしとも悲かなしき限かぎりにこそ 汝いまし霊みたまの現世うつしよに坐ましし間ほどは 世よの事こと 御教みおしえの聖業いやわざに勤つとめ励いそはき給たまいい 親族うから家族やからを慈いつくしみ 人ひとの交まじわりさえも疎うとからず坐ましければ 相あい交まじわれる人ひと皆みなは 如い何かでか世よの遠とお人ひと長なが人ひとと坐ましませとのみ願ねがへるを 忽たちまち朝霧あさきりの如ごとく果は敢かなく出直でなおし坐ましつるは 言いわむ術すべ為せむ術すべ知しらに 今いま更さらに夢ゆめの如ごときになむ

阿あ波わ礼れ 口くち惜あたらおしきかも 然しかれど成なり来くる事こと 悉こと々ごとに天津あまつ理ことわりなれば 明日あすを御み葬儀はふりの日ひと謀はかり定さだめて 今宵こよいしも 新にぎ霊みたまを此これの霊舎みたまやに齋いつき奉まつり鎮しずめ奉まつらくと 悲かなしみの中なかにも心こころを治おさめ整ととのえ 御前みまえに種々くさぐさの御饗みあえ物ものを捧ささげ供そなえ奉まつりて 拝おろがみ奉まつらくを聞きこし食めし諾うづない給たまいて 今いまゆ後のち 此これの教会おしえどころ(或いは 家内やぬち )の守護まもり霊たまと鎮しづまりまして 現世うつしよの親族うからをば幸さきく真ま幸さきく遠永とおながに守まもり幸さちわい給たまい 年毎としごとの御祭みまつり美うるわしく仕つかへ奉まつらしめ給たまへと 畏かしこみ敬うやまひて白まおす

発葬の儀 

発葬詞 (例文)

【川之江奉書紙 添付斎詞より】

言いえばば悲かなし 思おもえば悔くやし ( 立場 肩書 )故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじはや 此これの顕(現)世うつしよに存(永)ながらえまして 世よの為ために心こころを尽つくし 身みを致さいたむと思おもはしけむを 去いにし 〇〇〇〇〇〇〇月の頃ころより御心地みここち常つねならず 病やみ臥ふせし給たまい 親族うから家族やからの心尽こころづくしの看護みとらいもその効しるしなく 〇〇歳さいを生いきの涯かぎりと 逝ゆく水みずの還かえらぬが如ごとく 果敢はかなくも出直でなおし坐ましつるは 惜あたらおしとも惜あたらおしく 悲かなしとも悲かなしき極きわみになもありける

然しかはあれど現世うつしよの定さだめと慣ならいしあれば 悲かなしみの中なかに相あい謀はからい定さだめて 最いとも惜あたらおしき御み亡なき骸がらを柩ひつぎに斂おさめ 今いまし発葬はふりでの式いや業わざ仕つかえ奉まつらくと 御酒みき御食みけ海うみ川かわ野山のやまの種々くさぐさの物ものを供そなえ奉まつらくを 平たいらけく安やすけく聞きこし食めして 出いで坐まさむ道みちの隅くま々ぐま 障さわる事ことなく恙つつむ事ことなく 後うしろも安やすく前まえも隠おだいに罷まかり通とおらせ給たまえと 恐かしこみ恐かしこみも白まおす

【天理教祭文作例集より】

これの小床おどこを仮かりの喪屋もやと斎いつき定さだめて 暫しばし置おき据すえ安やすめ奉まつる〇〇〇〇主ぬし(刀自とじ)の御柩みひつぎの前まえに …………慎つつしみ嘆なげかいて白もうさく

あはれ主ぬし(刀自とじ)はや 生いきの涯かぎりをただ一筋ひとすじに たすけ一条いちじょうに真心まごころの限かぎりを尽つくし 教会おしえどころの数々かずかずの重いかしき務つとめは云いふも更さらなり 教子達おしえごたちを懇ねんごろに教おしえ導みちびき給たまいければ 人皆ひとみなは世よの真人うまひとと坐ましませと 慕したい奉まつり思おもい頼たのみて(仰あおがれ給たまいて)あり経へしに 如何いかなる御量みはかりにや いとも果敢はかなく 出直でなおし坐ましぬるは 悔くやしとも悔くやしく 可惜あたらしとも可惜あたらしき極きわみなりけり

親族家族うからやから 教子おしえご達たちの心こころには 暫しばしも長ながく久ひさしく仕つかえ奉まつらしく思おもえども 現世うつしよの慣ならいとなれば悲かなしみの中なかに事謀ことはかりて 今日きょうを御葬みはふりの日ひと斎いつき定さだめ 葬出はふりでの儀式いやわざ仕つかえ奉まつらくと 御前みまえに御酒御食みきみけ種々くさぐさの物ものを供そなえ奉まつりて 玉串たまぐしの取々とりどりに拝おろがみ奉まつらくを 御心みこころ平たいらけく安やすらけく聞きこし食めし諾うずない給たまいて 今いまゆ御み葬場はふりのにわに御み伴とも仕つかえ奉まつる道みちの隅々くまぐま障さわることなく 恙つつむことなく 安やすく穏おだいに移うつり出いで立たち坐ませと慎つつしみ敬いやまいて白もうす

斎場の儀(告別式)

誄詞(しのびことば) (例文)

【天理教祭文作例集より】

言いわ巻まくも忌ゆ々ゆしき 〇〇分教会長ぶんきょうかいちょう〇〇〇〇主ぬしの御柩みひつぎの前まえに  …………慎つつしみ敬いやまいて現世うつしよの永ながき別わかれを告つげ奉まつるに当あたり 汝いまし主ぬしの一世ひとよの程ほどに立たて給たまい遺のこし給たまえる御功績いさおしの概略あらましを 言挙ことあげ称たたえて誄詞しのびごと申もうし奉まつらくを聞きこし食めせと白もうす

そも汝いまし主ぬしはや 〇〇年ねん〇月がつ〇〇日にち 父ちち〇〇主ぬし 母はは〇〇刀自とじの真名子まなこと〇〇〇の地ちに生あれ出いで給たまい 素もとより御性みさが聡さとく賢さかしく生おい立たち坐まして 〇〇小学校しょうがっこう 〇〇中学校ちゅうがっこうに続つづき〇〇高等学校こうとうがっこうと学まなびの業わざ進すすめ 更さらに〇〇年ねん〇〇大学だいがくに入はいり給たまい 学まなびの業わざ広ひろく深ふかく究きわめ坐ましぬ 
〇〇年ねん〇月がつ〇〇日にち尊とうときおさづけの理りを戴いただかれ給たまい 〇〇年ねん〇月がつ〇〇日にちには教人おしえびとの列つらに入いり給たまいき  斯かくて〇〇年ねん(身上みじょうに大節おおふしを頂いただき坐まして)たすけ一条いちじょうに心こころを定さだめ 〇〇年ねん〇月がつには〇〇の地ちに御み教おしえの理りを宣のべ弘ひろめに単身ひとり出いで立たち坐ましぬ 
〇〇年ねん〇月がつ〇〇日にち奇くしき縁えにしのまに/\〇〇〇〇主ぬしの愛娘まなご〇〇の君きみを嫡妻むかひめと迎むかえ坐まして 妹背いもせの仲なかいと睦むつまじく いと美うるわしく家内やうちは常春とこはるの長閑のどけく 照てる月つきの円満まどやかに転々うたた楽たのしく 男おとこ〇人女おんな〇人を挙あげ設もうけて 家門高いえかどたかく立たち興おこし給たまいぬ 
〇〇年ねん若人わこうどの集つどいたる青年会せいねんかい〇〇分会ぶんかい委員長いいんちょうに任よざされ身みも棚たな知しらに励はげみ給たまいぬ 
〇〇年ねん〇月がつ〇〇日にち〇〇分教会ぶんきょうかい〇代だい会長かいちょうの理りを承うけ継つがれてよりは 名称めいしょうの理りの栄さかえを希こいねがい 幾多いくたの人々ひとびとを導みちびき育そだて給たまいて 御み教おしえの理り一筋ひとすじに勤いそしみ労いたつき給たまいき 〇〇年ねん〇月がつ〇〇日にちには〇〇教区きょうく〇〇支部しぶの役員やくいんに任よざされ 数々かずかずの教会おしえどころの修理しゅうり丹精たんせいに真心まごころを尽つくし 人皆ひとみなより世よの幸人さちびと 福人うまひとと仰あおぎ慕したわれ坐ましぬ 斯かくて道みちのため立たて給たまい顕あらわし給たまいし偉いみじき御功績いさおしは後のちの世よまでも伝つたえて朽くちることはあらざるべし 

なおもこの道みちに御心みこころ放はなたず 親神おやがみに仕つかえ奉まつりてありにしを この程ほど 御病みやまい重おもりて遂ついに去いぬる〇月がつ〇〇日にち〇時じ〇分ふん 御齢みよわい〇〇歳さいを生いきの涯かぎりと眠ねむるが如ごとく出直でなおし坐ましぬ 
今更いまさらに惜おしむ心こころの深ふかく愁うれい嘆なげかう中なかにも汝いまし主ぬしの樹たて給たまい遺のこし給たまえるいとも高たかく いとも広ひろき御み遺徳いとくを思おもい偲しのび 千々ちぢの一ひとつを言こと挙あげて誄詞しのびごと申もうし奉まつらくを 御心みこころ甘うまらに聞きこし食めせと白もうす

斎場詞/葬場詞(あるいは告別詞) (例文)

【天理教祭文作例集より】

これの斎場ゆにわに暫しばし置おき据すえ安やすめ奉まつる〇〇〇〇主ぬし(刀自とじ)の御柩みひつぎの前まえに …………慎つつしみ嘆なげかいて告つげ白もうさく

あはれ汝いまし主ぬし(刀自とじ)はや 御み教おしえの中なかに人ひととなり坐まして 老おいの身みに至いたるまで長ながく久ひさしく重いかしき務つとめに勤いそしみ仕つかえ 一向ひたぶるに御み教おしえの御み栄さかえに真心まごころを尽つくし 懇ねんごろに人々ひとびとを教おしえ導みちびき給たまいければ 教会おしえどころの人々ひとびとは更さらなり 教子おしえご達たち 諸人もろびとに至いたるまで御み徳とくを慕したわぬ者ものなく 世よの真人うまひと 幸人さちびとと仰あおがれ給たまいてあり経へしに 先さきつ頃ころより御心地みここち常つねならず御おん身養みやしない坐ましてあり来こしを 御病みやまい漸々ややややに篤あつしれ坐まして 家人達いえびとたちの心こころ尽づくしの看護みまもらいもその甲斐かいなく 去いぬる〇月がつ〇〇日にち御齢みよわい〇〇歳さいを生いきの涯かぎりと眠ねむるが如ごとく静しずけく安やすけく出直でなおし坐ましぬ
あはれ汝いまし主ぬし(刀自とじ)はし 言こと問とえど答いらえなく 昨日きのうに変かわる今日きょうの御姿みすがたを見みれば悲かなしとも悲かなしく 悔くやしとも悔くやしき極きわみにぞありける

然しかはあれど人ひとのこの世よの生あれ出いずるも出直でなおすも 悉々ことごとに親神おやがみの奇くしき御量みはかりにしあれば 今更いまさらに繰くり言ごと返かえすも詮かいはあらじ 故かれ 今日きょうを御葬みはふりの日ひと斎いつき定さだめて遺のこし給たまえる高たかき御功績いさおしを称たたえ 長ながく労いたつき給たまいし御心みこころを犒ねぎらい申もうして 一世ひとよの終はての御祭みまつり仕つかえ奉まつり 永ながき別わかれを告つげ奉まつらくと 御前みまえに御酒みき御食みけ種々くさぐさの物ものを供そなえ奉まつりて 露つゆの玉串たまぐし取々とりどりに拝おろがみ奉まつる状さまを平たいらけく安やすらけく聞きこし食めし諾うずない給たまいて 御遺骸みなきがらは空むなしき煙けむりと共ともに御遺骨みほねと化なして 奥津城おくつきの奥深おくふかく遠永とおながに鎮しずまり坐ますとも 霊みたまはし 親神おやがみの愛めでのまに/\ 一日ひとひも早はやく又また これの現世うつしよに帰かえり来きまして 御教みおしえの道みちに労いたつき務つとめ坐ませと慎つつしみ敬うやまいて白もうす

埋葬の儀

火葬詞 (火葬諄詞) (例文)

言いえばば悲かなし 思おもえば涙なみだぐまし 故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじの御柩みひつぎの前まえに( 斎主 立場 名前 )畏かしこみ畏かしこみも白まおさく

空蝉うつせみの人ひとの世よは常つねならず果敢はかなく定さだめ難がたきものなれど 昨日きのうに変かわる今日きょうの御姿みすがたを見みれば悲かなしき極きわみなれ
汝命いましみことの由久理ゆくりなくも出直でなおしまししは 最いとも悲かなしく口惜くちおしき極きわみ乍ながら 現世うつしよの慣ならえと為せむ術すべなければ 悲かなしみの中なかに事謀ことはかり 今日きょうしも御葬みはふりの儀式いやわざいと巌いかに仕つかえ奉まつり訖おえぬるに依よりて 玉鉾たまほこの道みちの長手ながてを此これの火葬所はふりのにわに御柩みひつぎを送おくり護まもり来きて 惜あたらしき御亡骸みなきがらをば煙けむりと化なして 御遺骨みしるしを更あらためて 奥津城おくつきの奥深おくふかく 鎮しずめ奉まつらくを白もうす事ことの由よしを聞食きこしめせよと 親族家族うからやから諸人もろひといや終はての御別みわかれに拝おろがみ奉まつりて 畏かしこみ畏かしこみも白もうす

葬後霊祭

十日祭 祓詞 (例文)

掛かけ巻まくも恐かしこき天てん理り王おうの命みことの宇う豆づの御み前まえを (遥はるかに) 拝おろがみ奉まつりて 恐かしこみ恐かしこみも白まおさく

今日きょうしも 故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじ の霊みたま)の十日とうかの御祭みまつり執とり行おこのうとして 仕つかえ奉まつる齋員いつきびとを始はじめ 参来まいき列つらなる諸もろ人びと等たちが 意おもわずも 見触みふれ聞触ききふれ等などのあらむをば 身みの内うちの心こころの埃ほこりを祓はらい給たまい清きよめ給たまいて 御み祭まつりの式のり 喪もなく事ことなく 仕つかえ奉まつらしめ給たまへと 恐かしこみ恐かしこみも白まおす

葬後 十日祭詞 (例文)

此これの小お床どこを巖いずの磐いわ境さかと祓はらひ浄きよめて 令ま坐せ奉まつり鎮しずめ奉まつる 故もとの( 姓名 )大人うし・刀自とじ の奇くしき霊みたまの前まえに ( 斎主 立場 名前 )慎つつしみ敬うやまひて白まおさく

阿あ波わ礼れ 汝いまし 大人うし・刀自とじは 生うまれ坐まし乍ながら 御み性さ質が直なおく正ただしく 神かみを敬うやまう心こころ厚あつく 只ただ一ひと筋すじに親おや神がみに仕つかえ奉まつり 家いえの内うちを甘う美まらに執とり治おさめ 世よの為ため 人ひとの為ため 殊ことには御み教おしえの為ため 誠まことの行おこなひ弥いや著しるく坐ましけるを 其そが中なか 油ゆ久く理りなくも御み病やまい重おもり給たまひて 現うつし世よを退そ向がひになして 静しずけくも安やすけく 隠かくれ行ゆき坐ましぬるは 最いとも悲かなしく 最いとも寂さびしき極きわみにこそ

親族うから家族やからは夜よる昼ひる知しらに嘆なげかひつつも 定さだまれる儀の式りのまにまに 葬はふ送りでの儀わざ仕つかえ奉まつり 野の辺べの送おくりも列つら々つらに治おさめ奉まつり 竟おへぬるを以もて 日ひ取どりを繰くり上あげ 今日きょうしも十日とうかの御祭みまつり仕つかえ奉まつらむと 今いまし霊みたまを宇う良ら賀が志し奉まつり 御み前まえに御み酒き御み食け 種くさ々ぐさの物ものを(八取やとりの齋机いつくえに置おき成なして)供そなへ奉まつらくを聞きこし食めし諾うずなひ給たまひて 親族うから家族やからの人々ひとびと 己おのが向むき々むき有あらしめず 子うみ孫のこの八や十そ連綿つづき弥いやむく榮さかに立たち榮さかへしめ給たまい( 姓名 )が家いえの守護まもり霊たま(or (教会名)が教会おしえどころの守護まもり霊たま)と久すえ(末)遠とう永ながに齋いつかれ 仕つかえ奉まつらしめ給たまへと 恐かしこみ恐かしこみも白まおす

おことわり

girl balloon heart

上記例文は、あくまで、ブログ主が手持ちの例文の中のいくつかを、
「覚え書き」的に記載したものに過ぎません。
決して、模範例として掲載したわけではありませんので、その点、ご了承願います。

祭儀式は難しい…
まだまだ分からないことだらけ。
もっと勉強しなければ、と思います。

ではでは、今回はこのへんで。

コメント

  1. 新人会長 より:

    関連記事を含め葬儀について分かりやすくまとまっており大変勉強になりました。ありがとうございます。

    質問ですが、「斎場詞/告別詞」と「誄詞(るいし)」を一緒にする理由はなんでしょうか?

    ご教授して頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。

    • さまよい人 より:

      コメント拝読しました。
      このような自己満足ブログでも、目を通して下さる方がおられるのかと思うと、勿体ない限りです。

      さて、ご質問いただいた件についてですが…

      >質問ですが、「斎場詞/告別詞」と「誄詞(るいし)」を一緒にする理由はなんでしょうか?

      …ご質問の主旨は、
      葬場祭においては、
      まず「誄詞(るいし)」を奏上してから、
      またそれとは別に、改めて「斎場詞/告別詞」を奏上するのが普通なのに、
      それを一緒にして奏上する場合がある
      (と記事の中に書いてある)
      のは何故か?
      という意味だと受け止めました。
      なので、そのような受け止め方を元にして、私なりの回答を書かせてもらいます。

      それは、ズバリ、「葬儀の簡略化のため‼」
      私はそのように理解しています。

      本来は、
      「誄詞(るいし)」を【副斎主】が奏上して、
      続けて「斎場詞/告別詞」を【斎主】が奏上する、
      というのが、正式な葬儀の段取りです。

      しかし、小規模な葬儀の場合などでは、
      【副斎主】と【斎主】を別々に置かない場合もある。
      (斎官の人手が足りなくて置くことが出来ない場合もある)

      そのような場合には、
      【斎主】が一人二役で、
      「斎場詞/告別詞」も「誄詞(るいし)」も一緒に奏上させてもらう…
      一人で奏上するのだから、「諄辞」も、
      「斎場斎詞(斎場誄詞)/告別斎詞(告別誄詞)」
      として一まとめにして奏上する。

      それが、
      ご質問いただいた
      「『斎場詞/告別詞』と『誄詞(るいし)』を一緒にする理由」
      だと、私は思っているのですが…

      違っていたらゴメンナサイ

      上記回答が、ご質問の主旨と違っていたら申し訳ありません。
      ただ、
      「斎場詞/告別詞」と「誄詞(るいし)」を一緒にすることの是非(善悪)について…等の踏み込んだご質問については、
      私の能力の範囲を超えておりますので、残念ながら何もご返答はできませんけれど…(^^ゞ

      このたびは、ご質問ありがとうございました。
      今後も、ともに勉強させて頂けたら、と思います。

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