皆さん、こんにちは。ふらふら彷徨う「さまよい人」です。
「さまよいブログ」へようこそ。
今回は、アダム・グラント著『ORIGINALS』を読んで学んだことについて書きます。
この本は、メンタリストDaiGoがYouTubeで勧めていたので読んでみました。
著者は、有名な『GIVE & TAKE』を書いたアダム・グラント氏です。
アダム・グラント氏の代表作は『GIVE & TAKE』です。
それには、
~「与える人」こそ成功する時代~
という副題がついていました。
たぶん、それにならう意味なのでしょう。
今回記事の対象である『ORIGINALS』という本には、
~誰もが「人と違うこと」ができる時代~
という副題がついています。
『ORIGINALS』を読む前、
“~誰もが「人と違うこと」ができる時代~”という副題を見て、
これからの時代について論評する本なのかなぁ、と思いながら読み始めました。
しかし、実際読んでみると、
オリジナルが大切だよ、オリジナリティを発揮するにはこうするといいよという、
どちらかと言うと「How to系」の内容で、
正直なところ、「思てたんと違う…」みたいな感じで、
最初、ちょっと入っていきにくかったです。
『ORIGINALS』の原書は、
Originals : How Non-Conformists Move the World
となっています。
すなわち、原書の副題は、
「How Non-Conformists Move the World」です。
How=方法
Non-Conformists=不適合者
Move the World=世界を動かす
直訳すれば、「不適合者が世界を動かす方法」となります。
私的には、この直訳の方がよっぽど本文内容に即していると思うし、
最初からそういう本だという構えで読み始めれば、もっとスッと入っていけたのに…、
とちょっと残念です。
この本は、メンタリストDaiGoはじめ多くの人が絶賛していたこともあって、
私の中でハードルが上がってしまっていたのでしょう。
今回の私の文章をここまで読んで頂いてわかるように、
実は、私はこの本に対し、
読み進める内にドンドン引き込まれていく、という程にはのめり込むことができませんでした。
しかしそれは、単に「私自身が」という個別の特殊事情によるものです。
この本に書かれている内容そのものは、
実に深く貴重で、示唆に富んだものばかりだと思います。
自分がのめり込めないような本紹介するなよ、という至極もっともな多くの方からのご指摘。
しっかり受け止めます。
しかし、この本を読んでの私の学びを紹介したい、
という私のワガママな気持ちも押さえ難い…
ということで、
今回は、アダム・グラント著『ORIGINALS』を読んでの、個人的な学びや感想を、
少しばかり披露させてください。
どうぞ、温かい目で最後までお付き合いの程、お願いいたします(祈)。
アダム・グラントが『ORIGINALS』を書いたきっかけ
この本の「PART1」の中に、アダム・グラントが『ORIGINALS』という本を書こうと思ったきっかけが書かれています。
世界初、メガネのオンライン販売にチャレンジした「ワービー・パーカー」(Warby Parker)という会社。
その会社の創業準備時代(2009年)、
創業者の一人が、アダム・グラントのもとを訪ねてきて、投資を呼びかけたそうです。
創業者から話を聞きながらも、
グラントは、この会社が将来成功するとは思えず、投資見送り。
すると、2010年に設立された、その「ワービー・パーカー」という会社は、
創業後から順調に売上を拡大し、
2015年には『ファスト・カンパニー』というビジネス誌の〔革新的起業ランキング〕の1位に位置づけられるほどの成長を遂げました。
もしも、創業者が売り込みにきた際、勧めに応えて投資していたら得られたであろう莫大な利益を、
結果的に、自身の観察眼の見誤りから逃してしまったアダム・グラント。
よほど悔しかったのでしょう。
心理学者として、人間を見つめる専門的な研究を重ねていながら、
なぜ、「ワービー・パーカー」(Warby Parker)の将来性を見抜けなかったのか。
検証しなければ気が済まない。
それが、この本を書こうと思った大きな動機になっている。
そのようにアダム・グラントは書いています。
ワ―ビーパーカー(Warby Parker)は、どういう企業なのか。
「success board」というサイトの、「メガネ業界をDisruptしたWarby Parkerに関して知りたい5つのこと」という記事によれば、
Warby Parkerの創業メンバーは、
ペンシルベニア大学ウォートン校というビジネススクールの学生4人です。ビジネススクール出身者ということでビジネス視点で起業したのかと思いきや、
「旅行先でメガネを紛失して新たに買おうとしたが、高価で買えなかった
→メガネ業界の寡占に気づく」
といったきっかけでWarby Parkerはスタートしています。「メガネが高い」と感じた経験は誰もが持っていると思いますが、
Warby Parkerは中間業者(ミドルマン)を排除したり、
当初は店舗を持たずにオンラインのみで販売したりすることで価格帯を一気に下げ、
大手企業に価格で優位に立ちました。既存の業界や既得権益を「Disrupt(破壊)する」
【success board】「メガネ業界をDisruptしたWarby Parkerに関して知りたい5つのこと」より
といった視点で語られがちなスタートアップですが、
Warby Parkerはまさに自身が感じた課題を元に、
既存のメガネ業界をDisruptしていったのです。
だそうです。
まさしく、ORIGINAL‼
そうだ!
「ワービー・パーカー」(Warby Parker)が成功したのは、
既存の世界を乗り越え、今までの世界にない「オリジナル」を確立したからだ!
「オリジナリティ」が「ワービー・パーカー」成功の源だ‼
アダム・グラントは、きっとそう思ったに違いありません。
「オリジナル」ということをテーマにして本を書こうという思いに火が点き、
著作1冊かけて「オリジナル」ということについて書き上げた、
というわけです。
アダム・グラントほどの著名な心理学者でも、
お金の機会損失が
何かを生み出すにあたっての大きなエネルギー源になった、
というのは面白いですね。
「オリジナル」が大切だというアダム・グラントの主張
そもそもの、この本の前提というものをおさえておかねばならないでしょう。
それは、「オリジナル」は良いことである。
そして、世界を発展させるために必要である。
みんなが「オリジナル」な人を目指すべきである。
というものです。
アダム・グラントは本書で、「オリジナル」(Original)を説明するのに、
「コンフォーミティ」(Comformity)という言葉を挙げ、その対義語である、
という形をとっています。
「コンフォーミティ」(Comformity)とは、
“一致”とか“調和”“適合”という意味の単語。
それは、アジア文化圏、特に日本では、
「和を以て貴しとなす」という、聖徳太子以来、日本人全体に深く浸透した価値観。
世界には、日本をはじめとして、
「コンフォーミティ」(Comformity)=調和、一致、適合が何より大切だ
という価値観に包まれた文化圏が、今もたくさんあります。
ですから、「オリジナル」が良いことである、ということを受け入れなかったならば、
このアダム・グラントの本の内容は何も価値がなくなってしまう
ということになるわけですね。
繰り返しになりますが、
「オリジナル」が良いことである、
という大前提の上に立って、この本の論は展開しています。
では、「オリジナル」がなぜ良いことなのか。
それを説明するために、アダム・グラントは、
「創造的破壊」という言葉を使っています。
アダム・グラントの主張を私の言葉でまとめると、以下のような感じになるでしょうか。
世界は、まだまだ未熟である。
それを、より完成されたものに近付けていくためには、変化していくことが必要。
変化していくためには、調和や適合(コンフォーミティ)だけではなし得ない。
適宜、調和を破壊していく必要がある。
しかし、それは単なる破壊であってはならない。
より良い姿に近付くような「創造的破壊」である必要がある。
そして、その「創造的破壊」を生み出すことができる人こそが、
「オリジナル」な人である。
だから、一人でも多くの人が「オリジナル」を目指すべきだし、
「オリジナリティ」を発揮することが大切で、
それが実現できるよう学ぶことに意味がある。
仰々しいわねぇ
アダム・グラントは、本書の中で上記のように事細かに説明しているわけではなく、
より良い状況を生み出していくためには「オリジナリティ」が大事だ、
みたいな感じでサラッと説明して、そこから具体的な話に入っていっていますので、
上記の私の説明は、確かにちょっと仰々しいかも…(汗)
まぁ、私が言いたかったのは、
この本で紹介されているこまかいHow to以上に、
世界がより良く発展していくためには、
オリジナルな人による「創造的破壊」が大切だという本書の【前提】の方こそが
本書において刮目すべき点だ、
私はそのように感じた、
ということです。
ますます仰々しいぞ
確かに仰々しい(大汗)。
どうぞ、突き放さず、温かい目で見守ってやってください(笑)
「オリジナルな人」とは
「創造的破壊」のために、「オリジナル」「オリジナリティ」が大切だとアダム・グラントが主張していることは分かりました。
では、オリジナルな人とは、どんな人なのでしょうか。
アダム・グラントは本書の中で、「オリジナルな人」というものを、
「みずからのビジョンを率先して実現させていく人」
と定義づけています。
そしてそれは、
ある特殊な人のみが達成できる状況ではなくて、誰もが達成できるもの、
すなわち、誰もが「オリジナル」な人になれる、
と主張しているのです。
アダム・グラント著『ORIGINALS』という本は、
「オリジナル」であることの重要性と、それがこれからの時代には求められていること、
そして「オリジナリティ」を発揮して成功するための具体的な方法について述べられた本だ、
というわけです。
「オリジナリティ」のポイント 私の学び
アダム・グラント著『ORIGINALS』という本について、その入り口や前提についてここまで述べてきたら、本来ならこの後は、
この本に書かれてある「オリジナリティ」を発揮して成功するための具体的な中身・方法、
というものについて紹介するのが、まぁ当然の流れかと思います。
しかし、それについて、ここからダラダラと詳細に紹介していくのは、
ただでさえ冗長な当記事の内容がより冗長になり、
ますます、皆さまの離脱を促進してしまいそうです。
なので、本書を読んで私が印象に残った点、私が学んだことを、
以下簡単に、箇条書きで紹介させていただくことにします。
「オリジナリティ」を発揮して成功するために押さえておきたいこと
1、「オリジナリティ」の最たるポイントは、「既知のもの」を疑い、よりよい選択肢を探すこと。
まず必要なのは好奇心。
→そもそも、なぜ既存のものが存在するのか、ということをじっくりと考えてみよう。
2、「オリジナリティ」を発揮するためには、
「デ・ジャ・ブ」(初めて見たはずなのに前にも見たことがあるような感覚)の反対、
「ブ・ジャ・デ」=既知のものを目の前にしながら、新たな視点でそれを見つめ、古い問題から新たな洞察を得ること、
それが必要である。
3、「オリジナリティ」とは、「創造的破壊」をもたらすものである。
新しいしくみを提唱するには、古いやり方をとり払わねばならないことが多いため、
波風を立ててしまうのではないかという恐れから、行動を控えてしまう人が多い。
しかし、真のオリジナリティは創造につながる破壊であるのだから、果敢に挑むべきである。
4、「オリジナリティ」には、徹底的にリスクを冒すことが必要だと思われがちだが、
実際のオリジナルな人たちは、私たちが思うよりもずっとふつうの人たちである。
5、「オリジナリティ」を発揮するにあたって注意したいこと——それは、
リスクを嫌い、アイデアの実現可能性に疑問をもっている人が起こした行動の方が存続する可能性が高く、
大胆なギャンブラーが起こした行動の方がずっともろい、
ということである。
6、「オリジナリティ」は、普遍の性質ではない。自由に選択できるものだ。
以上、本書を読んで私が印象に残った学びを、ザっと紹介いたしました。
上記に挙げたことがらの中で、私にとって特に印象に残ったのは、4番です。
「オリジナリティ」には、徹底的にリスクを冒すことが必要だと思われがちだが、
実際のオリジナルな人たちは、私たちが思うよりもずっとふつうの人たちである。
というところです。
実際のオリジナルな人たちは、私たちが思うよりもずっとふつうの人たち
本書では、世界史に名を残した偉人たちも、実は私たちが思うよりも、ずっとずっと普通の人であるということの実例が、いくつか紹介されています。
【アメリカ革命の指導者たち】
「アメリカ革命で指導的な役割を果たした人物らは、革命派と呼ぶにはほど遠かった」
と、ピューリッツァー賞受賞者の歴学者ジャック・ラコープは述べている。「自分の意志に反して革命家になった」ということだ。
独立戦争の指導者のジョン・アダムズはイギリスの報復を恐れており、
また、芽を出しかけていた弁護士のキャリアをすんなり捨てる気にもなれなかった。革命活動に関与するようになったのは、第一次大陸会議で代議員に選ばれてからのことだ。
アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンは、
小麦と製粉の事業、漁業の運営、そして馬の生産に専念しており、
革命活動に乗り出したのは、アダムズの任命で植民地軍総司令官になってからだ。「私は、もてる権限のかぎりをつくし、何としてでもこの任務を避けようとした」
アダム・グラント『ORIGINALS』P,32~33
とワシントンは書き記している。
【キング牧師】
アメリカ革命から2世紀近く経過したころ、
キング牧師は公民権運動を主導することに不安を抱いていた。
彼の夢は、牧師になり大学の学長になることだった。1955年、アラバマ州モンゴメリー市のローザ・パークスという女性が
バスで白人優先席を譲らなかったことから裁判にかけられると、
公民権運動の活動家が集まって対応を協議し、
モンゴメリー市の改善を目指す協会を結成。
市バスの乗車ボイコット運動を開始した。
そして、会議の参加者の一人がキング牧師を協会長に指名した。キング牧師はのちにこう思い起こしている。
「事態があまりにも早く進み、じっくりと考える時間がなかった。
その時間があったなら、指名を断った可能性があっただろう。」キング牧師は満場一致でボイコット運動のリーダーに選ばれた。
その晩、集まった人たちの前で演説をしなければならなくなり、
「恐怖にとりつかれていた」という。だが、キング牧師はやがてその恐怖を乗り越え、
1963年、あの朗々たる声で自由のビジョンを描き、国を一つにした。しかしかの演説も、
アダム・グラント『ORIGINALS』P,33~34
キング牧師がワシントン大行進で最終演説をするべきだと仲間が提案し、
彼を推したからこそ実現したのだ。
【ミケランジェロ】
「かのミケランジェロは、
システィーナ礼拝堂の天井のフレスコ画を描くようローマ法王に依頼されたものの、
その仕事にまったく興味がわかなかった。
自分は画家ではなく彫刻家だと認識しており、
どうしようもなく苦痛でフィレンチェへ逃亡したほどだ。ローマ法王に強く要求されてようやくフレスコ画に着手したころには、
アダム・グラント『ORIGINALS』P,34
すでに2年が経過していた。
【ニコラウス・コペルニクス】
ニコラウス・コペルニクスは、
地球が太陽を回っているという独自の発見を発表しようとしなかったため、
天文学は何十年ものあいだ停滞する結果となった。
彼は自分の発見が笑いものになるのを恐れ、
22年ものあいだ沈黙を貫き、友人にしか話さなかった。やがてある枢機卿がコペルニクスの研究のことを知り、発表を働きかける手紙を送った。
それでもコペルニクスはそこから4年間も行動を起こさずにいた。彼の最高傑作が日の目を見たのは、
アダム・グラント『ORIGINALS』P,34
ある若き数学者がみずから本にまとめて出版してからだ。
【スティーブ・ウォズニアック】
1977年、ある投資家が、「アップルコンピュータ」社創業の資金として、
スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックに
25万ドル(約2500万円)の融資をもちかけた。
しかしそれには「最後通告」が伴っていた
——ウォズニアックが常勤エンジニアとして働いていた「ヒューレット・パッカード」社をやめること。ウォズニアックはこれに抵抗した。
「ヒューレット・パッカードでの仕事はずっと続けるつもりだった」
とウォズニアックは回想している。「私を心理的に阻んでいたものは、実のところ、
起業などしたくないという気持ちだった。怖かったのだ」
と、彼は認めている。ジョブズや複数の友人、そして両親らに背中を押されて、
アダム・グラント『ORIGINALS』P,34~35
ようやく考えを改めるに至った。
アダム・グラントが挙げた以上の【実例】は、本書の中で、私が一番好きな箇所です。
“あぁ、歴史に名を残した偉人たちも、
実は、私たちと同じふつうの人間だったんだ…”
と思えてきます。
グラントが挙げてくれた偉人たちの足跡を知ると、
私たちとは全く別世界に住んでいると思っていたそれら偉人たちも、
実は、もともとは私たちと同じ世界の住人だったんだ、
と身近に感じられてきますよね。
また、だからこそ、なおのことその業績がどれほど偉大なのか、
が実感できるようにも思います。
そのことを踏まえると、前々項で紹介した、本書の前提、すなわち、
ふつうの人に偉業をもたらしたのは「オリジナリティ」だった。
だからこそ、「オリジナリティ」が大事で、
皆が「オリジナル」を目指すべきである。
「オリジナル」になることによって、世界の創造的破壊を起こし、
世界をより良く変えていく力になれる。
というアダム・グラントの主張の意味が、よく理解できますね。
まとめ
前項まで、アダム・グラント著『ORIGINALS』を読んで印象に残ったことを、
あれこれ書き連ねてきました。
最後に、これまでの内容を、
私の「覚え書き」的な意味も込めて、まとめておきます。
- オリジナルな人とは、
「みずからのビジョンを率先して実現させていく人」
のことである。
- 誰もが「オリジナル」な人になれる。
- 「オリジナリティ」の最たるポイントは、
「既知のもの」を疑い、よりよい選択肢を探すことである。
- まず必要なのは好奇心➡そもそも、なぜ既存のものが存在するのか、
ということをじっくりと考えてみよう。
- 「オリジナリティ」を発揮するためには、
「デ・ジャ・ブ」(初めて見たはずなのに前にも見たことがあるような感覚)の反対、
「ブ・ジャ・デ」=既知のものを目の前にしながら、新たな視点でそれを見つめ、
古い問題から新たな洞察を得ること、
それが必要である。
- 「オリジナリティ」は、「創造的破壊」をもたらすものである。
- 新しいしくみを提唱するには、古いやり方をとり払わねばならないことが多いため、
波風を立ててしまうのではないかという恐れから行動を控えてしまう人が多いが、
真のオリジナリティは創造につながる破壊であるのだから、
果敢に挑むべきである。
- 「オリジナリティ」を発揮するにあたって注意したいこと、それは、
―—リスクを嫌い、アイデアの実現可能性に疑問をもっている人が起こした行動の方が存続する可能性が高く、大胆なギャンブラーが起こした行動の方がずっともろい―—
ということである。
- 「オリジナリティ」は、普遍の性質ではない。自由に選択できるものだ。
- 「オリジナリティ」には、徹底的にリスクを冒すことが必要だと思われがちだが、
実際のオリジナルな人たちは、
私たちが思うよりも、ずっとふつうの人たちである。
- 「オリジナリティ」は、調和・安定にとどまろうとする社会に「創造的破壊」をもたらす。
それは、世界を発展させるために必要。
みんなが「オリジナル」な人を目指すべきである。
以上、アダム・グラント著『ORIGINALS』を読んで心に残ったこと、学んだことを紹介しました。
コロナ感染のニュースが少しずつ沈静化してきたかと思ったら、今度は、ロシアによるウクライナ侵攻という、とんでもない悲しいニュースが世界を駆け巡る昨今。
大きく変わりつつある世界に、ますます変化を加速させる要因が上乗せされていきます。
どこまで世界は変貌を遂げるのでしょうか。
大きく大きく変わりゆく現代社会に放り込まれた私たちですから、なおのこと、アダム・グラントが主張するところの「ORIGINAL」が大切になってくると感じます。
このような変動の時代にこうした著作と向き合う機会を与えられたのも、きっと、サムシング・グレートの意思に違いない…、などと思ったりする今日この頃。
ではでは、今回はこのへんで。
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