Dear everyone,
こちらは、
ふらふら彷徨う「さまよい人」による
『さまよいブログ』
= 彷徨う新米教会長の【自己学習ノート】です。
「元の理」勉強目的の
shin・秋治氏「元の理 探訪記」動画【文字起こし】。
今回は 13回目です。
前回より
「元の理 探訪記」動画シリーズ「第3話」文字起こし中で、
今回は「第3話」文字起こし2回目です。
今回は、
『天理教教典』第三章「元の理」を1文ずつ掘り下げていくという
これまでの話とは違って、
先人による、その当時の思想に絡めた「元の理」解説の一例、
それを紹介するお話部分の「文字起こし」です。
ですので、
これまでの話の流れからは、ちょっと 脱線した内容です。
しかし、
お道の先人たちは
難解な「元の理」を少しでも深く咀嚼しようと、
当時の 最先端の知識や 理論を総動員して 真理に近付こう と苦心されたのだなぁ…
ということを 感じることの出来る、
意義深い内容だと 私は感じました。
現代の私たちから見ると、
正直、ちょっと 違和感のあるお話ではありますが、
当時、お道に引き寄せられた人々の
何とか「元の理」を理解したい という熱意が感じられるようで、
それはそれで、また 味わい深い趣きが あるような気がします。
では、早速、見てみることにしましょう。
【文字起こし】する対象の 元動画
【文字起こし】対象、YouTube元動画を紹介します。
shin・秋治氏の「天理教を科学する」というチャンネルの中の
「第3話「元の理の真実」天理教を科学する【秋治×はかせ】混沌とした有り様の比喩と考えられていた「どろ海」が、生命進化ターニングポイントの時、全ての時期が「どろ海」だった」
という動画です。
shin・秋治氏「元の理 探訪記」の中の
【第3話】になります。
動画公開日: 2022年9月14日
動画概要欄:
元の理 探訪記・第3話 「元の理」を深堀します
生命(いのち)の進化令和版の作者秋治とおなじみのはかせとふくちゃんが、はかせ君を中心に、秋治は科学で、ふくちゃんは歴史で、元の理を深堀します。力のこもった三人の配信をご視聴ください!
【秋治×はかせ×ふくちゃん】天理教を科学する
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『生命(いのち)の進化 令和編』
著者は言う。「元の理」は「真実の話」である。決して、荒唐無稽の「おとぎ話」の類いではない。
最初の産みおろしの後、三度の出直しと生れ更わりをしたが、生命が「大進化」を果たした三度とも、海は巨大な「どろ海」になっていた。
(推薦文より抜粋 冨松幹禎)
有性生殖は、雄と雌から五分五分(半々)の遺伝子を受け継ぎ、
五分から生れ、五分、五分と、倍、倍に細胞分裂で成長する。
すべてが五分から始まる。最初に産みおろされたものも五分、人間も五分からだ。
そして哺乳類の受精卵は、人間も猿もクジラも象も0.1ミリ前後でほぼ同じ大きさなのだ。
生命あふれる地球は、誰かが手を貸さないと絶対に生まれない。
天の川銀河も太陽も月も人間も生まれない。
宇宙誕生からのビックヒストリーで知る「元の理」が、私たち人間が偶然に生まれたのではない事実を教えてくれる
『生命(いのち)の進化 令和版 科学の進歩で見えてきた「元の理」』
350頁 定価1100円(税込)
ご購入希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください:http://shinnet.work/
立ち読みはこちらへ:https://note.com/shinnet/n/n9d733fa1388a
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【秋治プロフィール】
サイエンスライター、漫画脚本家、事業家
120年祭記念アニメーション「教祖のはなし」原作、プロデューサ兼監督
天理教を科学する・陽気チャンネル、コンテンツプロデューサー
銀河鉄道999・ブラックジャック・ガンダムシリーズ・カレーファイブ等多数、アニメ・コンテンツプロデューサー
本の通販はこちら http://shinnet.work
Twitter https://twitter.com/wshin19/
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【はかせ】
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【ふくちゃん】
Twitter https://twitter.com/tenri_fukuchan
YouTube https://www.youtube.com/@user-gp8mx8oe5u/featured
instagram https://www.instagram.com/tenri.fukuc…
この動画を新しいタブで視聴したい方はこちらからどうぞ↓
https://www.youtube.com/watch?v=4qh9jJ15VmA
『天理教教典』第三章「元の理」全文
まず最初に、『天理教教典』第三章「元の理」全文を 掲げておきます。
この世の元初りは、どろ海であつた。月日親神は、この混沌たる様を味気なく思召し、人間を造り、その陽気ぐらしをするのを見て、ともに楽しもうと思いつかれた。
そこで、どろ海中を見澄まされると、沢山のどぢよの中に、うをとみとが混つている。夫婦の雛型にしようと、先ずこれを引き寄せ、その一すじ心なるを見澄みすました上、最初に産みおろす子数の年限が経ったなら、宿し込みのいんねんある元のやしきに連れ帰り、神として拝をさせようと約束し、承知をさせて貰い受けられた。
続いて、乾の方からしやちを、巽の方からかめを呼び寄せ、これ又、承知をさせて貰い受け、食べてその心味を試し、その性を見定めて、これ等を男一の道具、及び、骨つっぱりの道具、又、女一の道具、及び、皮つなぎの道具とし、夫々をうをとみとに仕込み、男、女の雛型と定められた。いざなぎのみこと いざなみのみこと とは、この男雛型・種、女雛型・苗代の理に授けられた神名であり、月よみのみこと くにさづちのみこと とは、夫々、この道具の理に授けられた神名である。
更に、東の方からうなぎを、坤の方からかれいを、西の方からくろぐつなを、艮の方からふぐを、次々と引き寄せ、これにも又、承知をさせて貰い受け、食べてその心味を試された。そして夫々、飲み食い出入り、息吹き分け、引き出し、切る道具と定め、その理に、くもよみのみこと かしこねのみこと をふとのべのみこと たいしよく天のみこと との神名を授けられた。
かくて、雛型と道具が定り、いよいよここに、人間を創造されることとなつた。そこで先ず、親神は、どろ海中のどぢよを皆食べて、その心根を味い、これを人間のたねとされた。そして、月様は、いざなぎのみこと の体内に、日様は、いざなみのみこと の体内に入り込んで、人間創造の守護を教え、三日三夜の間に、九億九万九千九百九十九人の子数を、いざなみのみこと の胎内に宿し込まれた。それから、いざなみのみこと は、その場所に三年三月留り、やがて、七十五日かかつて、子数のすべてを産みおろされた。
最初に産みおろされたものは、一様に五分であつたが、五分五分と成人して、九十九年経つて三寸になつた時、皆出直してしまい、父親なる いざなぎのみこと も、身を隠された。しかし、一度教えられた守護により、いざなみのみこと は、更に元の子数を宿し込み、十月経つて、これを産みおろされたが、このものも、五分から生れ、九十九年経つて三寸五分まで成人して、皆出直した。そこで又、三度目の宿し込みをなされたが、このものも、五分から生れ、九十九年経つて四寸まで成人した。その時、母親なる いざなみのみこと は、「これまでに成人すれば、いずれ五尺の人間になるであろう」と仰せられ、につこり笑うて身を隠された。そして、子等も、その後を慕うて残らず出直してしもうた。
その後、人間は、虫、鳥、畜類などと、八千八度の生れ更りを経て、又もや皆出直し、最後に、めざるが一匹だけ残つた。この胎に、男五人女五人の十人ずつの人間が宿り、五分から生れ、五分五分と成人して八寸になつた時、親神の守護によつて、どろ海の中に高低が出来かけ、一尺八寸に成人した時、海山も天地も日月も、漸く区別出来るように、かたまりかけてきた。そして、人間は、一尺八寸から三尺になるまでは、一胎に男一人女一人の二人ずつ生れ、三尺に成人した時、ものを言い始め、一胎に一人ずつ生れるようになつた。次いで、五尺になつた時、海山も天地も世界も皆出来て、人間は陸上の生活をするようになつた。
この間、九億九万年は水中の住居、六千年は智慧の仕込み、三千九百九十九年は文字の仕込みと仰せられる。
(『天理教教典』第三章 元の理 P,25~29)
それでは、次節から【文字起こし】の記載に移ります。
shin・秋治Ch「元の理 探訪記 第3話」No,2【文字起こし】
先人による、その当時の思想に絡めた「元の理」解説の一例紹介
『天理教教典』第三章「元の理」7番目の文章
今回文字起こし箇所中に直接出てはこないのですが、
今回の【文字起こし】部分の元となったのは
『天理教教典』第三章「元の理」7番目の文章ですので、
それを最初に掲げておきます。
「更に、
東の方からうなぎを、
坤の方からかれいを、
西の方からくろぐつなを、
艮の方からふぐを、
次々と引き寄せ、
これにもまた、
承知をさせて貰い受け、
食べてその心味を試された。」
『天理教教典』第三章「元の理」7番目文章深掘りトークについては
【前半】PART11の記事→(「元の理」を勉強する~PART11「元の理 探訪記2」No,6【文字起こし】
【後半】PART12の記事→(「元の理」を勉強する~PART12「元の理探訪記3」No,1【文字起こし】)
に文字起こししていますので、ぜひ見てみて下さい。
「こふき本」に見られる 人間創造の道具分類の中には「天神七代」に対応させた分類もある
ふく:で、これ
(=「こふき本」に見られる 人間創造の道具分類)
に関しては、
「天神七代」 (という分類もあるんです)…【動画テロップ】
天神七代とは、
日本神話で、天地開闢のとき生成した七柱の神「日本書紀」では
国常立尊(くにとこたちのみこと)、
国狭槌尊(くにのさつちのみこと)、
豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)、
埿土煮尊(ういじにのみこと)・沙土煮尊(すいじにのみこと)、
大戸之道尊(おおとのじのみこと)・大苫辺尊(おおとまべのみこと)、
面足尊(おもだるのみこと)・惶根尊(かしこねのみこと)、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の七代
はかせ:ハイハイハイハイ…。
そこも、やっぱり 括りがあるんですか?
へぇ~…
古い文献には「なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏)」 と人間創造の道具を対応させて記述するものもある
ふく:「なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏)」
と関係して、あるんですね。はかせ:ハイハイハイ。
ふく:これが、面白いんですけども…
これ、何と言いますかねぇ…(笑)はかせ:ハイ。
ふく:「なむあみだぶつ」の「な」。
これが、いわゆる、「くにとこたちのみこと」(に対応している、)と。はかせ:ウ~ン。
ふく:「なむあみだぶつ」の「む」。
これが、「をもたりのみこと」。はかせ:ウ~ン。
ふく:で、「くにさづちのみこと」
(が、「なむあみだぶつ」の「あ」)…はかせ:順番に(対応している)…
ということですね。ふく:ハイ。
「月よみのみこと」(が、「なむあみだぶつ」の「み」)、
「くもよみのみこと」(が、「なむあみだぶつ」の「だ」)…
(そして「かしこねのみこと」が「なむあみだぶつ」の「ぶ」…というふうに 順番に対応しているんだ、)
…と。はかせ:ウ~ン。
ふく:で、「たいしょく天」。
これが(「なむあみだぶつ」の)「つ」…
(に対応しているんだ、)
と、いうことですね。はかせ:(それが)七番目の字ですからね。
ふく:「たいしょく天」ということ、
(それは「なむあみだぶつ」の)
「つ」…。
(「たいしょく天」の働きは)
「切る」っていうことですけど、
(それに対応しているのが「なむあみだぶつ」の最後の言葉である「つ」
=「なむあみだぶつ」という 念仏の止めの文字である ということ)
(それは、)
その、切ることを止める、
切らないようにする っていうこと(になる)…
(=「つ」が、切ることを「とめる」…)
だから、「つとめ」っていうんだ…
っていう 話もあったりしますよね。はかせ:ウ~ン。
ふく:「つとめ」の語源みたいなのを 教えて下さってるものも、あるんですね。
はかせ:アァ~…
ふく:で、(その他に)
「なむあみだぶつ」…
(の最後を伸ばして「なむあみだぶつう」とすることで、「う」を入れて)…
「う」として、「をふとのべ」を入れてる本もあったりします…(笑)
「なむあみだぶつう」みたいな…(笑)はかせ:本当に いろんな説き方がありますね(笑)
ふく:いろんな説き方 ありますよね(笑)
これはこれで(面白い説き方ですが、他にも)…
(人間創造の男雛形が)
「うを」(で、「う」の字がある…)
なので、
(「う」の字に対応する道具である)「をふとのべ」(を人間創造の道具)として入れた…
とか書いてる本があって…はかせ:ウ~ン。
古い文献の中に「警蹕には『をふとのべ(引き出し)』=『う』の意味がある」と記述するものもある
ふく:(他に、)すごく面白いなぁ と思ったのは、
今の、「警蹕(けいひつ)」の時ですか…
開扉する時にですね…また 閉扉する時にですね、
「うゥゥゥゥゥ…」って言いますよね。【動画テロップ】
警蹕(けいひつ)とは
天皇や貴人の通行などのときに、
声を立てて 人々をかしこまらせ、先払いをすること。
また、その声。「おお」「しし」「おし」「おしおし」などと言った。
みさきばらい。はかせ:ハイ。
ふく:(それは)すごく、引き出す というか…
神様を、こぅ…「出す」っていう言い方(がいいのかどう)なんか、アレですけど…
社(やしろ)から、何か…出すような イメージなんですかね…
その時に「うゥゥゥゥゥ…」って言うのは その意味である、
って 書いてある本がね、あるんですけどね。はかせ:へぇ~…
秋治:まぁ…あれはね、神事ですからね。
二千年前からある、というて聞いてますからね…はかせ:そうですね(笑)
ふく:それには、まぁ…そういう意味があるんだよ、
みたいな話ですよね(笑)はかせ:そうですね。
本当に いろんな説き方が、この「元の理」からされてるんですね。ふく:そうなんですよね。
(shin・秋治>「元の理 探訪記 第3話」より)
今回の【文字起こし】は、
『天理教教典』第三章「元の理」7文目文章から展開させた
先人による、その当時の思想に絡めた「元の理」解説の一例、
それを紹介するお話部分でした。
以上、「元の理」勉強PART13
「元の理 探訪記 第3話」 No,2 の【文字起こし】でした。
まとめ
【先人による、その当時の思想に絡めた「元の理」解説の一例紹介】
- 「こふき本」に見られる 人間創造の道具分類の中には、
「天神七代」に対応させた分類もある。
- 古い文献には、
「なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏)」 と
人間創造の道具を対応させて記述するものもある。
- 古い文献の中に、
「警蹕には『をふとのべ(引き出し)』=『う』の意味がある」
と記述するものもある。
以上、「元の理 探訪記 第3話」NO,2の
【文字起こし】を通じた【自己学習】でした。
今回は、
【先人による、その当時の思想に絡めた「元の理」解説の一例紹介】
という 文章の掘り下げ学習でした。
これまで【文字起こし】してきたお話に比べると、
ちょっと 異質な内容だったですね。
最近は、このような教理の説き方というのを(私は)あまり耳にしませんが、
確かに、昔は
(というほど私は老人ではありませんが…)、
このような、「言葉」を掛けるような教話が
あちこちで語られていたような気がします。
(『言葉』を掛けるような…なんて言ったら怒られますね (~_~;) …)
今回記事の「文字起こし」作業は、
改めて、
昔のお道文化みたいなものに たっぷり浸る時間となりました。
そして それは、
近年の お道文化との差異を感じさせる時間ともなりました。
そのような感覚は、
当然、
歴史、時の流れというものを
俯瞰的に見つめる機会となってくれるわけでして、
今回の記事作成を通して、私は、
日常に追われて
近視眼的になりがちだった視点を拡大する機会、
そのようなものを与えて頂けたように思っています。
有難いことでした。
当記事の内容に関しては、
見出しの付け方とか まとめ方とかで、
きっと、不適切な部分が 多々 あると思います。
しかし、この記事は、
無学な信仰落第生による、
あくまで「自己学習」目的の記事ですので、
たまたま 通りすがりに この記事を目にされた方は、
私のまとめは あくまで 参考程度にとどめて、
必ず、shin・秋治先生の元動画を確認して頂きますよう お願い致します。
それでもって、
明らかに誤まっている部分があれば、教えて頂ければ 幸いです(笑)
ということで、
今回の「彷徨う新米教会長の【自己学習ノート】」は、
「元の理」勉強の第13回目でありました。
人生、死ぬまで勉強。
今後も、勉強し続けていきたいと思います。
ではでは、今回はこのへんで。
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